世界的な投資会社であるベインキャピタルの日本代表を務める杉本勇次さんは、多忙を極める金融業界の最前線に身を置きながらも、独自の心地よい朝のルーティンを大切にされています。2019年09月29日現在、杉本さんの朝は非常に早く、毎日5時から6時の間には目を覚ますそうです。そんな彼の頭をスッキリと切り替えるために欠かせない相棒が、こだわりの豆で淹れる一杯のコーヒーです。
杉本さんのこだわりは、電動ではなくあえて手回しのミルを使って豆を挽く点にあります。手挽きは手間こそかかりますが、それによって引き出される味わいの深さは格別だといいます。特に眠気を感じる朝には、意識的に濃いめに淹れるのが杉本流です。愛用しているのは、ハーバード大学への留学時代に購入した公式ロゴ入りのマグカップで、当時の思い出とともに一日の活力をチャージしているのでしょう。
このコーヒーを嗜む習慣は、単なるリラックスタイムに留まらず、自分自身の「体調のバロメーター」としての役割も果たしています。コーヒーを美味しく感じられるときは健康な証拠であり、逆に疲れや飲み過ぎが溜まっていると、体が自然と受け付けなくなるそうです。日々の些細な感覚の変化から風邪の前兆まで察知してしまうというエピソードからは、一流のビジネスマンらしい徹底した自己管理能力が伺えます。
お気に入りの豆は、軽井沢に本店を構える名店「丸山珈琲」のものです。ここは、生産国や農園、精製方法が明確で、際立つ風味特性を持つ「スペシャルティコーヒー」の先駆けとして知られています。杉本さんは東京・西麻布にある店舗で、バランスの取れたまろやかな定番ブレンドを定期的に購入されているそうです。SNS上でも「多忙な代表が手挽きコーヒーで体調管理をしている姿に親近感が湧く」と、そのギャップが話題を呼んでいます。
サッカーが繋ぐ不変の情熱とグローバルな人脈
ビジネスの第一線で戦う一方で、杉本さんは学生時代から打ち込んできたサッカーに対しても熱い情熱を持ち続けています。母校である慶應義塾大学と早稲田大学が激突する伝統の「慶早戦」には、多忙なスケジュールの合間を縫って仲間たちと応援に駆けつけます。肩を組んで塾歌を歌い、試合後には居酒屋で語り合うひとときは、彼にとって何にも代えがたいリフレッシュの場となっているに違いありません。
直近の2019年07月に開催された慶早戦では、0対0のまま迎えたロスタイムに失点を喫し、惜しくも敗北してしまいました。杉本さんは「最後の最後で負けてしまうのが慶應らしい」と苦笑いしながら振り返ります。実はご自身の現役時代の4年間も、一度も早稲田に勝つことができなかったという悔しい経験をお持ちですが、その敗戦こそが、引退後に他校の練習を視察してまで分析を続けたという探究心の源泉になっています。
このサッカーを通じた経験は、ハーバード大学留学時代にも大きな武器となりました。世界中から秀才が集まる環境において、本格的にサッカーをプレーできる日本人の存在は珍しく、南米や欧州出身の学生たちの間で一躍注目を集めたのです。実力を認められた杉本さんはビジネススクールのリーグ戦に出場し、見事にチームを優勝へと導きました。言葉の壁を超え、スポーツを通じて信頼を勝ち得た経験は、現在の国際的な活躍の基盤と言えるでしょう。
現在でも同窓会に参加すれば、当時のチームメイトから「ユウジ、まだサッカーを続けているのか?」と親しみを込めて声をかけられるそうです。かつての仲間の中には、現在も同じ金融業界で切磋琢磨し合う友人も少なくありません。一杯のコーヒーで体調を整え、かつての情熱を胸にピッチを駆け抜けた日々を糧にする。そんな杉本さんのライフスタイルは、現代のビジネスパーソンにとって大きなヒントに満ちています。
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