日本政府が韓国に対して半導体材料の輸出管理厳格化を断行してから、2019年10月04日でちょうど3カ月という節目を迎えました。現在、両国間の溝は深まる一方で、経済の最前線では緊張感が漂っています。今回の措置の対象となったのは、スマートフォンの画面などに使われる「フッ化ポリイミド」、半導体回路を焼き付ける際に不可欠な「レジスト」、そして洗浄に用いる「エッチングガス(高純度フッ化水素)」の3品目です。
これら3品目の輸出に関しては、2019年10月05日現在までに許可が降りたケースはわずか7件に留まっているのが実情でしょう。かつては簡略化されていた手続きが、一件ごとに厳格な審査を必要とする個別許可へと切り替わったため、供給のスピード感は以前とは比べものになりません。この「輸出管理の厳格化」とは、軍事転用の恐れがある物資が適切に管理されているかを確認するための手続きを、本来の厳格な運用に戻すことを意味しています。
SNS上では、この状況に対して「日本の技術力の高さを再認識した」という声がある一方で、「グローバルな供給網(サプライチェーン)が壊れてしまうのではないか」と不安視する意見も多く見受けられます。特に、韓国側が経済的な対抗策として一部材料の「国産化」を急ピッチで進めている点には注目が集まっているようです。しかし、最先端の半導体製造に求められる極めて高い品質基準を満たす代替品を確保するのは、決して容易なことではないはずです。
政治対立が経済に落とす影と長期化への懸念
この問題の根底には、いわゆる「元徴用工問題」をはじめとする深刻な政治的対立が横たわっています。歴史認識や外交上のトラブルが、本来は切り離されるべき経済活動にまで暗い影を落としている現状は、非常に危ういバランスと言えるでしょう。産業界からは、輸出の停滞が長期化することで、最終製品の価格高騰や納期遅延といった実害が世界規模で広がることを懸念する悲鳴が上がり始めています。
編集者としての私見を述べれば、国家間のプライドがぶつかり合う中で、最もダメージを受けるのは現場の企業や消費者であるという点に、より強い危機感を持つべきではないでしょうか。信頼関係の構築には長い年月を要しますが、それが崩れるのは一瞬です。2019年後半に向けても解決への具体的な道筋は見えておらず、日韓両国がどのような着地点を見出すのか、今はただ注視するしかありません。
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