台風19号が長野のリンゴ農園を直撃!収穫間近の「シナノスイート」が泥の中に…農家の悲痛な叫びと復興への課題

2019年10月12日から13日にかけて東日本を縦断した記録的な台風19号は、各地の農地に深刻な爪痕を残しました。特に千曲川の堤防が決壊した長野市周辺では、全国に誇るブランドリンゴの産地が濁流に飲み込まれるという、信じがたい光景が広がっています。SNS上でも「楽しみにしていた長野のリンゴが…」「農家さんの努力を思うと言葉が出ない」といった、悲しみと応援の声が次々と投稿されました。

水が引いた2019年10月15日の畑には、収穫を待っていたはずの真っ赤な果実が泥に埋もれ、無残な姿をさらしています。ある農家の方は、丹精込めて育てた1,000万円相当のリンゴが全滅し、さらには高価なトラクターなどの農業機械も浸水で動かなくなったと肩を落としていました。生活の再建には莫大な費用と時間が必要であり、その絶望感は計り知れません。

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名産地を襲った未曾有の濁流と深刻な経済的打撃

長野県は2018年の統計でリンゴ生産量全国2位を誇る果樹王国です。特に10月は「シナノスイート」の収穫真っ盛りであり、11月には主力品種「ふじ」の出荷も控えていた最悪のタイミングでした。ここでいう「畝(うね)」とは、作物を植えるために土を盛り上げた筋のことですが、この大切な土台すら濁流に削り取られ、農地の形が変わってしまうほどの被害が出ています。

また、栃木県でもイチゴの苗が流されるなど、北関東の農業も危機に瀕しています。水に浸かった作物には病原菌が繁殖する恐れもあり、生き残った株であっても安心はできないのが現状でしょう。自然災害の恐ろしさを改めて痛感するとともに、私たちは被災地の農産物を積極的に購入するなど、息の長い支援を続けていく必要があるのではないでしょうか。

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