台風19号が長野のリンゴ農園を直撃!被害額87億円超の衝撃と復興への決意

2019年10月18日、長野県は台風19号による農業被害の恐ろしい実態を公表しました。県内全体の被害総額は少なくとも87億円にのぼり、その内訳は胸が痛むような内容となっています。特に深刻なのは、収穫を目前に控えていた果樹への打撃です。農作物の被害のうち、実に約7割が県を象徴する特産品のリンゴに集中しており、その損失は計り知れません。

長野市を流れる千曲川が氾濫したことで、丹精込めて育てられたリンゴの多くが濁流に飲み込まれてしまいました。SNS上では、泥にまみれた果実や冠水した広大な畑の画像が拡散され、「信じられない光景」「農家さんの努力が報われてほしい」といった悲痛な声や応援のメッセージが相次いでいます。一度泥をかぶったリンゴは衛生上の理由から出荷が叶わず、農家の方々の絶望感は想像に難くありません。

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主力品種「ふじ」を襲った悲劇と深刻な長期的影響

今回の被害をより深刻にしているのが、収穫時期との重なりです。長野県が誇る主力品種の「ふじ」などの晩生種(おくてしゅ)は、まさにこれから甘みを蓄える時期でした。晩生種とは、同じ作物のなかでも収穫時期が遅い種類のことを指し、冬に向けた主力商品となるはずだったのです。タイミング悪く襲来した台風は、収穫を待つばかりの瑞々しい果実たちを無情にも奪い去っていきました。

さらに懸念されるのは、今年限りの減収に留まらない「未来へのダメージ」でしょう。地元の農協であるJAながのによれば、長時間水没した畑の木は根腐れなどを起こし、枯れてしまう可能性が高いといいます。リンゴの木が再び実をつけるまでには長い年月を要するため、地域農業の基盤そのものが揺らぎかねない事態です。編集部としても、この苦境を乗り越えるための継続的な支援が不可欠だと強く感じます。

被害は作物だけに留まらず、農業を支えるインフラにも及んでいます。収穫した米を乾燥・調製する「ライスセンター」などの施設が浸水し、農機具や設備の修復には莫大な時間と費用が必要となる見込みです。2019年10月19日現在、復旧に向けた懸命な作業が続いていますが、長野の農業が本来の輝きを取り戻すまでには、険しく長い道のりが予想されるでしょう。

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