2019年10月20日、東京スタジアムにて運命のキックオフを迎えるラグビーワールドカップ準々決勝。その大一番で日本代表と激突する南アフリカ代表「スプリングボクス」が、2019年10月17日に決戦の登録メンバー23名を公表しました。発表された布陣は、1次リーグのイタリア戦で圧倒的な力を見せつけた顔ぶれと全く同じであり、まさに彼らにとっての「ベストメンバー」で日本を迎え撃つ構えです。
チームを牽引するのは、精神的支柱であるフランカーのシヤ・コリシ主将です。さらに、驚異的なステップで相手を翻弄するウィング(WTB)のチェスリン・コルビ選手ら、世界屈指のタレントが先発に名を連ねました。SNS上では「南アの本気度が伝わってくる」「絶望的な強さだが、これこそ超えるべき壁だ」といった声が溢れており、世界ランク上位のプライドを懸けた全力のぶつかり合いにファンの期待は最高潮に達しています。
エラスムス監督が語る日本代表への最大級の警戒
2019年9月6日に熊谷で行われたテストマッチでは、南アフリカが41対7で快勝を収めています。しかし、都内での記者会見に臨んだラッシー・エラスムス監督の表情に慢心は一切ありません。指揮官は現在の日本代表を「熊谷の時よりも格段に進化を遂げており、非常に攻撃的だ」と高く評価しました。さらに「彼らのプレーは美しく、そして格好いい」と、1次リーグを全勝で突破した開催国の戦いぶりに惜しみない賛辞を送っています。
監督が特に警戒しているのは、日本のフォワード(FW)陣が見せる力強さとスピードの両立です。これに対し南アフリカは、伝統的な強みである「フィジカル」を前面に押し出し、スクラムで圧力をかける戦略を描いています。ラグビーにおけるスクラムとは、反則後などに両チームのFWが組み合うセットプレーを指しますが、ここで優位に立つことが試合の主導権を握る鍵となります。監督は「今回は親善試合のような空気にはならない」と、死闘を覚悟していました。
また、世界最高のスクラムハーフ(SH)と称されるファフ・デクラーク選手も、冷静に闘志を燃やしています。彼は、日本の熱狂的なホームの応援についても「プレッシャーに感じることはない」と断言しました。自分たちの積み上げてきたスタイルを貫くことこそが勝利への道であると語る姿からは、プロフェッショナルとしての揺るぎない自信が伺えます。準々決勝という大舞台で、彼らがどのようなゲームメイクを見せるのか目が離せません。
筆者の視点としては、南アフリカが一切の出し惜しみをせず、最強の23人を揃えてきた点に「日本への最大のリスペクト」を感じます。かつての「番狂わせ」の相手としてではなく、対等な強敵として日本を認めているからこそのガチンコ勝負です。フィジカルの南アか、スピードと結束の日本か。2019年10月20日の夜、私たちはラグビー史に残る伝説の目撃者となるに違いありません。皆でエールを送りましょう。
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