和食レストラン「かごの屋」など、多彩な外食ブランドを傘下に持つクリエイト・レストランツ・ホールディングスが、勢いに乗っています。2019年10月11日に発表された2019年3月から2019年8月期までの連結決算によれば、最終的な儲けを示す純利益が前年の同じ時期と比べて72%も増加し、24億円に達しました。
この驚異的な成長を支えた立役者の一つが、しゃぶしゃぶ食べ放題を楽しめる「しゃぶ菜」の躍進です。また、一世を風靡しているタピオカ人気を追い風に、スイーツ専門店の「デザート王国」も非常に好調な推移を見せています。さらに、一時期の落ち込みが懸念された居酒屋「磯丸水産」の売り上げも回復基調にあり、全方位での攻勢が実を結んだ形と言えるでしょう。
コスト削減と効率化がもたらした強固な収益構造
売上高についても、前年同期比で6%増の635億円と着実な伸びを記録しました。しかし、今回の決算で特筆すべきは、単なる増収にとどまらない利益体質の強化にあります。外食産業全体が深刻な人手不足による人件費の高騰に頭を悩ませる中、同社はグループ全体での「共同仕入れ」という戦略を徹底することで、コストの増大を巧みに抑え込みました。
具体的には、わさびなどの調味料に至るまで仕入れのルートを効率化し、売上に対する原価の割合を示す「原価率」を劇的に改善させています。こうした地道な企業努力が実り、本業の稼ぎを示す営業利益は45%増の42億円という素晴らしい数字を叩き出しました。SNS上でも「クリレスの株主優待は使い勝手がいいけれど、業績もこれほど絶好調だとは驚きだ」といった好意的な反響が広がっています。
私自身の見解としては、トレンドであるタピオカを確実に取り込みつつ、食べ放題という安定需要を軸にする戦略バランスが非常に優れていると感じます。流行に左右されやすい業態と、生活に根ざした和食業態を組み合わせる多ブランド戦略は、変化の激しい現代において最強の盾となるはずです。今後のさらなる店舗展開や、次なるヒットメニューの登場から目が離せません。
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