中国の食卓に激震!2019年9月の消費者物価指数が3%上昇、豚肉高騰が招く異例の事態とは?

2019年10月15日、中国国家統計局から衝撃的なデータが発表されました。2019年9月の消費者物価指数、通称「CPI」が、前年同月と比較して3.0%も上昇したのです。このCPIとは、私たちが日常生活で購入する商品の価格変動を数値化した、いわば「家計の体温計」のような指標です。今回の上昇幅は前月からさらに0.2ポイント拡大しており、中国経済に漂う緊張感が数字となって表れています。

物価上昇の勢いが3%という大台に乗ったのは、2013年11月以来、実に5年10カ月ぶりの出来事です。中国政府が2019年の年間目標として掲げていた「3%以内」という防衛ラインに、ついに指がかかった形となりました。SNS上では「スーパーに行くのが怖い」「大好きな豚肉料理が高級品になってしまった」といった、市民の切実な嘆きの声が次々と投稿されており、生活への直接的なダメージが広がっている様子が伺えます。

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アフリカ豚コレラの猛威が食卓を直撃

今回の物価高騰を招いた主犯格は、間違いなく「豚肉」の価格跳ね上がりでしょう。背景にあるのは、中国全土で猛威を振るっている「アフリカ豚コレラ」という家畜伝染病です。これは豚やイノシシに感染する非常に致死率が高い病気で、有効なワクチンがないため、発生すると殺処分などの厳しい措置が取られます。この病気の影響で供給が激減した結果、2019年9月の豚肉価格は前年比で69%という驚異的な上昇を見せました。

驚くべきことに、この豚肉一点の価格上昇だけで、物価指数全体を1.65ポイントも押し上げています。政府は対策として、国が備蓄していた冷凍豚肉を市場に放出するなどの異例の措置を講じていますが、今のところ価格を抑え込む決定打には至っていません。豚肉を避けようとした消費者が牛肉や羊肉へと流れたことで、代替品の価格までもがつられて上昇するという「物価の連鎖反応」が、今の中国市場で起きているのです。

私個人の見解としては、食の根幹を支える豚肉の安定供給は、単なる経済問題を超えて社会の安定に直結する重要課題だと感じています。中国当局が豚肉の輸入拡大を急ぐなど、必死の消火活動を続けている姿からは、国民の不満が爆発することへの強い危機感が透けて見えます。一刻も早い病気の沈静化と、庶民が安心して美味しい食事を楽しめる日常が戻ることを願ってやみません。

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