出雲駅伝2019で國學院大が歴史的逆転!アンカー土方選手の激走で掴んだ三大駅伝初制覇の舞台裏

島根県の出雲大社から出雲ドームまでを駆け抜ける「出雲全日本大学選抜駅伝」が、2019年10月14日に開催されました。学生三大駅伝の開幕を告げるこの大会で、日本中の駅伝ファンを驚かせるドラマチックな結末が待っていたのです。今大会を制したのは、悲願の初優勝を飾った國學院大學でした。

レースは全6区間、45.1キロメートルのコースで争われ、國學院大學は2時間9分58秒というタイムでフィニッシュテープを切りました。これは同校にとって、全日本大学駅伝や箱根駅伝を含む「三大駅伝」を通じても史上初めての頂点となります。歴史が塗り替えられた瞬間に、沿道からは大きな歓声が沸き上がりました。

SNS上でも「國學院の粘りに感動した」「歴史が動く瞬間を見た」といった投稿が相次ぎ、トレンドを席巻する盛り上がりを見せています。下馬評では強豪校の争いが予想されていましたが、最後まで諦めない姿勢が視聴者の心を強く打ったのでしょう。まさに、大学駅伝の新時代の幕開けを感じさせる勝利と言えます。

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アンカー土方英和選手が魅せた執念の逆転劇

國學院大學の勝因は、全区間を通して上位集団に食らい付き続けた驚異的な粘り強さにあります。1区を5位という好位置で滑り出すと、2区以降の選手たちも必死にタスキを繋ぎました。最終の6区でアンカーの土方英和選手がタスキを受けた時点では、首位の駒澤大学と37秒もの大差がある4位だったのです。

しかし、ここから土方選手が異次元の快走を見せ、前を行くランナーを次々と捉えていきました。残りわずかな距離でついにトップへ躍り出ると、そのまま2位の駒澤大学に8秒の差をつけてゴール。駅伝における「アンカー」とは最終区間を担う責任重大な走者ですが、その役割を見事に完遂した姿は圧巻の一言に尽きます。

一方で、連覇を狙った青山学院大学は、2区と4区で「区間賞」を獲得する意地を見せました。区間賞とはその区間を最も速いタイムで走った選手に贈られる称号ですが、終盤で思うようにペースが上がらず、結果は5位に沈んでいます。王者が苦戦する展開こそが、この出雲路の過酷さと面白さを物語っているでしょう。

個人的な見解を述べさせていただくと、今回の國學院大學の勝利は、私立の強豪校がひしめく中で「育成の力」が結実した素晴らしい結果だと感じます。特定のスター選手に頼るのではなく、チーム全員が1秒を削り出す意識を共有していたからこそ、最後の逆転劇が生まれたのではないでしょうか。

3位に東洋大学、4位に東海大学が続くなど、2019年シーズンの駅伝界はまさに戦国時代の様相を呈しています。この勢いのまま、11月の全日本、そして正月の箱根へと物語は続いていくはずです。初タイトルを手にした國學院大學が、今後どのような走りを見せてくれるのか期待に胸が膨らみます。

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