日本の国のあり方を決める重要なテーマについて、また新たな動きがありました。2019年10月11日に行われた衆議院予算委員会において、安倍晋三首相が自身の悲願とも言える憲法改正への強い意欲を改めて示しました。立憲民主党の辻元清美幹事長代行からの厳しい追及に対する答弁のなかで、その決意が真っ直ぐに語られた形となります。
そもそも衆議院予算委員会とは、単に国の予算の使い道を話し合うだけでなく、国政全般の幅広い課題について与野党が激しく論戦を交わす非常に重要な場です。この国民の注目が集まる舞台で、安倍首相は「国会で3分の2の合意を得るための努力を重ねる」と明言しました。さらに、最大与党である自民党のトップとして「しっかりと責任を果たさなければならない」と力強く宣言しています。
高いハードル「3分の2」の壁とSNSの反応
ここで鍵となる「3分の2」という数字には、極めて大きな意味が含まれているのをご存じでしょうか。日本の最高法規である憲法を変えるためには、衆参両議院において、全議員の3分の2以上の賛成を得て発議しなければならないという高いハードルが存在するからです。その上で、最終的には私たち国民による国民投票で過半数の賛成を得る必要があります。
首相はこれまでも、憲法審査会という専門の会議室で、与党と野党が対立を乗り越えて冷静な議論を行うよう何度も呼びかけてきました。今回の発言を受けて、SNS上でも様々な声が飛び交っています。「時代に合わせたアップデートは必要だから議論を進めるべきだ」という前向きな意見がある一方で、「今は消費増税への対応など、もっと優先すべき課題があるのではないか」といった慎重な声も少なくありません。
メディア編集者として考える「対話」の重要性
一人のインターネットメディア編集者としての私見を述べさせていただくなら、70年以上も前に作られたルールを現代の社会情勢に合わせて見直す議論自体は、決して避けて通れない道だと考えています。もちろん、平和主義などの根幹を揺るがすような拙速な変更には大反対ですが、最初から「議論すら拒否する」という一部の姿勢は、健全な民主主義のプロセスとは言えないでしょう。
最も大切なのは、政治家たちが自分たちの党の利益やイデオロギー闘争を優先するのではなく、本当に日本という国のためになるのかという視点で徹底的に話し合うことです。2019年10月11日のこのトップの発言をきっかけに、国会の場で単なる批判の応酬に終始しない、建設的で深みのある憲法論議が展開されることを強く期待してやみません。
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