2019年11月03日、台湾の新北市に位置する美麗華クラブにて、女子ゴルフの米ツアー「スウィンギングスカート台湾選手権」の最終ラウンドが開催されました。この日は、前日まで47位と苦戦を強いられていた「スマイリング・シンデレラ」こと渋野日向子選手が、真価を発揮する一日となったのです。彼女は序盤から果敢にピンを攻め、計6つのバーディーを奪う猛チャージを披露してくれました。
最終的なスコアは69をマークし、通算3アンダーの285で39位まで順位を押し上げてフィニッシュしています。1ダブルボギーを叩く場面もありましたが、それを跳ね返す精神力は流石と言えるでしょう。SNS上では「しぶこの粘り強いゴルフに勇気をもらった」「海外の難しいセッティングでも、最後はしっかりアンダーで回る対応力に驚かされる」といった、彼女のポテンシャルの高さを称賛する声が数多く寄せられています。
一方、優勝争いは手に汗握る大接戦となりました。首位からスタートした米国期待の星、ネリー・コルダ選手は、この日スコアを伸ばせず72と足踏み状態が続きます。その隙を逃さなかったのが、ドイツのカロリーン・マソン選手とオーストラリアのミンジ・リー選手でした。通算18アンダーで3人が並び、勝負の行方はプレーオフへと持ち越されたのです。
手に汗握るサドンデス形式のプレーオフ。ここで勝負強さを見せたのは、やはりディフェンディングチャンピオンのコルダ選手でした。彼女は1ホール目で鮮やかに決着をつけ、見事に大会2連覇という偉業を成し遂げています。今季2勝目、通算3勝目という輝かしい戦績を積み上げ、世界ランク上位の実力をまざまざと見せつける形となりました。
今回のような国際的なトーナメントにおいて、プレーオフ(延長戦)で勝ち切るには、技術だけでなく強靭なメンタルが求められます。コルダ選手の連覇は、彼女が名実ともに世界のトップランナーであることを証明したと言えるでしょう。また、渋野選手にとっても、米ツアーの層の厚さを肌で感じつつ、自身の課題と収穫を明確にした有意義な遠征になったはずです。
編集者の視点から言わせていただければ、渋野選手の順位以上に、彼女が最終日に見せた「巻き返し」にこそ大きな価値があると感じます。慣れない海外の芝や風に対応し、最終的にスコアをまとめる力は、今後のメジャー大会でも大きな武器になるでしょう。ネリー・コルダという強大な壁をいつか超える日が来ることを、日本のゴルフファンは心待ちにしているに違いありません。
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