2019年6月16日、米国ミシガン州ベルモントのブライズフィールドCCで開催された米女子ゴルフ「メイヤー・クラシック」の最終ラウンドで、日本のエース畑岡奈紗選手が驚異的な猛チャージを見せ、ギャラリーを大いに沸かせました。首位と6打差の9位という厳しい位置からスタートした畑岡選手は、最終日を1イーグル、6バーディー、1ボギーの「65」という圧巻のスコアで回り、通算20アンダーの268ストロークで、惜しくも1打差の2位タイに食い込む快挙を達成しました。
最終日に「65」というスコアを記録するためには、いかに高い集中力とアグレッシブなプレーが必要だったことでしょうか。ゴルフにおける「イーグル」とは、規定打数であるパーよりも2打少なくホールアウトすること、「バーディー」は1打少ないことですが、畑岡選手は最終ラウンドでこのビッグプレーを合計7つも生み出しました。特に、大会全体の規定打数に対して合計20打少ない「通算20アンダー」という数字は、彼女の調子の良さとコースとの相性の良さを物語っていると言えるでしょう。
畑岡選手の猛追を振り切って、見事に大会を制したのは21歳の若き才能、ブルック・ヘンダーソン選手です。第1ラウンドから一度も首位の座を譲らない安定感のあるプレーを展開し、最終日を「70」で回って通算21アンダーとし、今季2勝目、ツアー通算9勝目を飾りました。最初から最後まで一度もトップを譲らない完全優勝は、彼女の並外れた実力の証と言えるでしょう。この優勝で、ヘンダーソン選手は賞金30万ドル(およそ3,270万円)を獲得しています。
今回の畑岡選手の「1打差2位タイ」という結果は、勝利を渇望するファンにとっては悔しさが残るものかもしれません。しかし、6打差をひっくり返す勢いで猛追を見せたその精神力と爆発力は、日本のゴルフファンに大きな希望を与えたのではないでしょうか。SNS上でも「惜しかったけれど、あの追い上げは鳥肌もの」「最終日の畑岡は間違いなく世界一」といった、彼女のプレーを称賛し、今後の活躍に期待する声が多く聞かれていることでしょう。
また、日本勢では横峯さくら選手も最終日を「69」とアンダーパーでまとめ、通算12アンダーで16位タイという成績を収めました。トップクラスの選手が競い合うLPGAツアーにおいて、日本勢が複数上位に顔を出すことは非常に頼もしい限りです。今回の結果は、畑岡選手がメジャータイトル獲得へ向けて、着実に階段を上っていることを証明したはずです。編集部としても、彼女が日本のゴルフ史に新たな1ページを刻む日を楽しみにしています。
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