大相撲秋場所7日目の波乱!横綱鶴竜がまさかの3連敗で友風が連続金星、全勝は隠岐の海ただ一人に

2019年09月15日、東京・両国国技館で開催されている大相撲秋場所は、中盤戦の入り口となる7日目を迎え、土俵の上では誰も予想だにしなかった激動の展開が待ち受けていました。結びの一番では、横綱・鶴竜関が平幕の友風関に「はたき込み」で敗れ、なんと3日連続で土俵下に転がり落ちるという衝撃の結末を迎えました。はたき込みとは、相手が前に出てくる力を利用して、手で相手の肩や背中を叩き、地面に這わせるダイナミックな決まり手のことです。

この歴史的な敗戦により、鶴竜関の成績は4勝3敗となり、優勝戦線から一歩後退する形となりました。一方、殊勲を挙げた友風関は、前場所に続いて横綱から白星を挙げるという快挙を達成し、2場所連続の「金星」を獲得しています。金星とは、平幕の力士が横綱に勝利した際に贈られる、まさに番狂わせの代名詞とも言える名誉な称号です。SNS上では「友風の勢いが凄すぎる」「横綱の足腰が心配だ」といったファンの驚きと困惑の声が渦巻いています。

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貴景勝の連勝ストップと独走する隠岐の海の快進撃

今場所、1場所での大関復帰を目指す「特例復帰」に挑んでいる関脇・貴景勝関ですが、この日は千代大龍関の鋭いはたきに屈してしまいました。開幕から破竹の5連勝を飾っていた若き実力者も、ここへ来て手痛い2連敗を喫し、足踏み状態を余儀なくされています。大関という地位は力士の最高位の一つですが、一度陥落しても直後の場所で10勝以上を挙げれば即座に戻れるという厳しいルールがあり、貴景勝関にとってはまさに正念場と言えるでしょう。

こうした実力者たちが苦戦を強いられる中で、がっしりと白星を積み上げているのが平幕の隠岐の海関です。妙義龍関との対戦では、絶体絶命のピンチから「小手投げ」という逆転技で見事に勝利を収め、出場力士の中で唯一の全勝を守り抜きました。小手投げとは、相手の差し手を自分の脇に抱え込み、力任せに投げ打つ豪快な技です。ベテランらしい落ち着いた取り口には、相撲ファンからも「今場所の主役は彼かもしれない」と熱い視線が注がれています。

大関陣の明暗と1敗を守る追撃者たちの攻防

カド番という崖っぷちの状況で場所を戦っている大関陣の結果は、明暗がはっきりと分かれました。豪栄道関は玉鷲関を寄り切りで破り、5勝目を挙げて勝ち越しへの望みを繋いでいます。しかし、もう一人のカド番である栃ノ心関は大栄翔関の勢いに押され、痛恨の5敗目を喫してしまいました。カド番とは、負け越せば大関の地位を失ってしまう瀬戸際の場所を指す言葉であり、栃ノ心関にとっては明日以降、一戦も落とせない過酷な戦いが続きます。

優勝争いの行方に目を向けると、全勝の隠岐の海関を1敗で追いかける集団には、関脇・御嶽海関をはじめ、明生関や石浦関といった活きの良い平幕勢が名を連ねています。特に御嶽海関は正代関を力強く押し出し、6連勝と波に乗っており、賜杯獲得への意欲がひしひしと伝わってきます。実力伯仲の戦国場所となった秋場所ですが、個人的には、こうした混戦こそが相撲の醍醐味であり、誰が抜け出すか分からないスリルに胸が躍ります。明日以降も土俵から目が離せません。

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