エスクリが挑む「医療ツーリズム」新戦略!中国富裕層を魅了するブライダル×高度医療の融合とは

結婚式プロデュースの最大手として知られるエスクリが、2019年11月4日、新たな成長戦略として「医療ツーリズム」事業への参入を明らかにしました。これは外国人が日本を訪れ、質の高い治療や健診を受ける活動を支援するものです。同社は医療機関との提携を通じて、主に中国の富裕層をターゲットに据え、日本が誇る精密な人間ドックなどのプランを提案していく方針を打ち出しました。

SNS上では「結婚式場が医療?意外すぎる組み合わせ」「日本の医療技術は海外で人気だから賢い戦略かも」といった驚きと期待の声が広がっています。エスクリは、SBIホールディングス傘下の「SBIウェルネスバンク」が運営する会員制医療施設「SBIメディック」と手を取り合いました。これにより、経営層を中心としたハイエンドな顧客層に対し、予約から当日のアテンド、支払い代行までをワンストップで提供します。

スポンサーリンク

ブライダルと医療の相乗効果で描く新時代のインバウンド戦略

今回注目すべきは、単なる医療仲介に留まらず、本業であるブライダル事業との親和性を高めている点でしょう。例えば、挙式を控えたカップルに向けて「ブライダル検診」や「美容整形」、さらには将来を見据えた「不妊治療」などをオプションとして提案する仕組みを構築しています。人生の門出を祝う場を提供する企業だからこそ、顧客の健康や美に対する悩みにも寄り添えるという独自の強みを発揮していく狙いが見て取れます。

医療ツーリズムという言葉は、今や観光業界で欠かせないキーワードとなりました。これは自国よりも高度な、あるいは手厚い医療サービスを求めて国境を越える旅行形態を指しています。エスクリは、2018年3月に台湾子会社を設立するなど、すでにアジア圏での基盤作りを加速させてきました。現地での知名度を向上させることで、競合他社との圧倒的な差別化を図り、インバウンド婚の需要を根こそぎ取り込む構えです。

少子化の影響を受け、国内のブライダル市場は2018年時点で約2兆4900億円と横ばい傾向にあり、今後の市場縮小は避けられない課題です。こうした状況下で、海外の富裕層という新しいパイを開拓する同社の姿勢は、非常に合理的かつ挑戦的であると私は考えます。単なる「式場の提供」から「ライフスタイルのトータルサポート」へ。エスクリが描く新しいビジネスモデルが、日本のインバウンド市場に一石を投じることは間違いありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました