2019年10月も中盤を過ぎ、秋の夜長を彩るテレビドラマの勢力図が鮮明になってきました。ビデオリサーチが調査した2019年10月14日から2019年10月20日までの関東地区視聴率データによれば、現在お茶の間の視線を独り占めにしているのは、NHKの朝の顔とテレビ朝日が誇る怪物級の人気シリーズです。
栄えある首位に輝いたのは、2019年10月15日に放送されたNHK連続テレビ小説『スカーレット』で、20.4%という驚異的な数字を叩き出しました。滋賀県信楽を舞台に、戸田恵梨香さんが演じるヒロインが陶芸の世界に打ち込む姿は、多くの視聴者の心に深い感動を呼び起こしているようです。SNS上でも、彼女の力強い生き様に共感する声が溢れています。
一方で、民放ドラマの雄として君臨しているのが、2019年10月17日放送の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』です。今作はテレビ朝日開局60周年記念作品ということもあり、20.3%という首位に肉薄する高視聴率を記録しました。「私、失敗しないので」という決め台詞でお馴染みの痛快なストーリーは、今回も圧倒的な支持を集めています。
盤石の刑事ドラマと新機軸の話題作が火花を散らす
トップ3の一角を占めるのは、2019年10月16日に放送された『相棒』で、15.4%と安定した人気を見せつけました。ここで言う「視聴率」とは、特定の時間帯にどれだけの世帯がその番組を見ていたかを示す指標であり、15%を超える数値は、現代の多チャンネル化社会において極めて高い注目度を誇っている証拠と言えるでしょう。
注目の新作では、2019年10月20日に放送を開始した木村拓哉さん主演の『グランメゾン東京』が12.4%でランクインしました。フランス料理の世界を舞台に、再起をかける料理人たちの情熱を描いた本作は、放送直後から「料理のクオリティが高すぎる」とネット上で大きな話題を呼んでいます。今後の数字の伸びにも期待が高まります。
個人的な見解を述べさせていただければ、今期のラインナップは「伝統と革新」のバランスが非常に優れていると感じます。長年愛されるシリーズが土台を支えつつ、独創的な脚本が光る『同期のサクラ』や『俺の話は長い』といった作品が、視聴者の知的好奇心を刺激しています。良質なコンテンツがひしめき合う、まさにドラマ黄金期の到来と言えるかもしれません。
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