ノルディック複合W杯開幕!渡部暁斗選手は苦い18位発進、次戦の飛躍復活に期待

銀世界のフィンランド・ルカにて、2019年11月29日にノルディックスキー・ワールドカップ(W杯)複合の幕がついに上がりました。ファンが熱い視線を送る中、昨シーズンに個人総合2位という輝かしい成績を収めた日本のエース、渡部暁斗選手が初戦に挑みました。しかし、今回の開幕戦は彼にとって非常に厳しい試練の場となったようです。結果は18位と、世界の頂点を知る彼にとっては悔しさの残る滑り出しとなりました。

ノルディック複合とは、ジャンプ(前半飛躍)とクロスカントリースキー(後半距離)の2種目を組み合わせた競技で、その過酷さから「キング・オブ・スキー」と称されています。今回の渡部選手は、技術と精神力が問われる前半の飛躍で苦戦を強いられました。ヒルサイズ142メートルの大舞台で、記録は112メートル、得点も109.0点という数字に留まり、19位という位置からのスタートを余儀なくされたのです。

続く後半の距離競技は5キロという短距離で行われましたが、飛躍での遅れを取り戻すことは容易ではありませんでした。懸命な力走を見せたものの、順位を大きく押し上げるまでには至らず、そのままフィニッシュを迎えました。一方で、ライバルのヤールマグヌス・リーベル選手(ノルウェー)は圧倒的な強さを誇示し、通算14勝目をマークしています。連覇を狙う王者の貫禄を見せつけられた形と言えるでしょう。

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日本勢の奮闘とSNSに広がるエール

他の日本勢も、北欧の厳しい寒さの中でそれぞれの戦いを繰り広げました。山本涼太選手が19位、山元豪選手が20位と続き、渡部善斗選手は26位で初戦を終えています。また、永井秀昭選手は42位、伝田英郁選手は44位、そして若手の木村幸大選手は50位という結果でした。全員が全力を尽くしたものの、世界の壁を改めて実感する開幕戦となったことは間違いありません。

この結果を受けてSNS上では、「暁斗選手ならここから修正してくれるはず」「ジャンプの不調さえ脱却すれば表彰台は近い」といった、ファンからの温かくも力強い励ましの声が相次いでいます。期待が大きいからこそ、厳しい意見も見受けられますが、それ以上に彼の復活を信じる声が圧倒的です。多くの人々が、次戦以降で彼が本来の輝きを取り戻す瞬間を今か今かと待ちわびている様子が伝わってきます。

個人的な見解を述べさせていただきますと、渡部選手のような経験豊富なトップアスリートであっても、開幕戦のプレッシャーやコンディション調整の難しさは計り知れないものがあると感じます。しかし、複合競技の醍醐味は、ジャンプと距離の絶妙なバランスにあります。今の不調はあくまで一時的な調整段階に過ぎないのではないでしょうか。彼が持つ高い修正能力をもってすれば、近いうちに必ずやトップ争いに加わってくれるはずです。

2019年11月29日のこの一戦は、長いシーズンのほんの始まりに過ぎません。今回の課題を糧にして、渡部選手をはじめとする日本代表「ジャパン・コンバインド」の面々が、次戦のジャンプ台でどのような美しい放物線を描いてくれるのか、非常に楽しみです。私たちはこれからも、雪上を翔け抜ける彼らの勇姿を全力で応援し続けていきましょう。

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