【侍ジャパン前監督が語る】小久保裕紀が見た「勝てるチーム」の条件と落合博満氏の金言

2019年11月12日、野球日本代表「侍ジャパン」の前監督である小久保裕紀氏が、代表チームを率いる重圧と、勝利のために不可欠な「選手の覚悟」について熱く語りました。指揮官として日の丸を背負い始めた当初、小久保氏は知らず知らずのうちに「大変な役目を引き受けてしまった」という言葉を口にしていたそうです。その心中には、想像を絶するプレッシャーがあったことは想像に難くありません。

そんな小久保氏の姿勢に、鋭い「ダメ出し」を与えたのが、元中日ドラゴンズ監督の落合博満氏でした。12球団のキャンプ視察の折、落合氏は小久保氏を部屋に呼び、「監督がつらくて大変なのは当たり前だ。いちいち口に出すな」と一喝したのです。この言葉には、弱音を吐くリーダーに選手が安心してついていけるはずがないという、勝負師としての深い教えが込められていました。

SNS上ではこのエピソードに対し、「さすが落合さん、本質を突いている」「小久保さんがこの助言を素直に受け入れたからこそ、後のチーム作りがあった」といった称賛の声が多く寄せられています。トップに立つ人間の「覚悟」が組織全体にどのような影響を与えるのか、ビジネスシーンにも通じる教訓として、多くの読者が強い関心を示している様子が伺えます。

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控え選手が繋ぐ「一体感」こそがラグビーや野球をベスト8へ導く

小久保氏は、2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を振り返り、優勝こそ逃したものの「最高のチームだった」と断言します。それは、所属チームでは主役であるはずの選手たちが、控えに回っても腐ることなく、ベンチから全力で仲間を鼓舞し続けたからです。内川聖一選手や平田良介選手といったベテラン勢が、自分のことのように仲間のプレーに一喜一憂する姿が、チームを一つにまとめ上げました。

ここで言う「一体感」とは、単なる仲の良さではなく、目的のために個々のエゴを抑える「滅私奉公(めっしほうこう)」の精神を指します。プロ野球選手にとって、試合に出られないことは死活問題ですが、それでもなお「日本のために」と骨身を削る覚悟があるか。小久保氏は、近年のラグビーワールドカップ日本代表が快進撃を見せた理由も、ベンチメンバーを含めたこの喜怒哀楽の共有にあったと分析しています。

筆者の見解としては、2019年11月12日現在の日本スポーツ界において、この「フォア・ザ・チーム」の精神こそが世界と渡り合うための最大の武器になると考えます。どれほど技術が優れていても、ベンチで不貞腐れる選手は組織に毒を回します。来たる東京五輪に向けても、技術選考以上に「ベンチで共に戦える覚悟」を持った選手が集まるかどうかが、メダルの色を左右する決定的な要素になるのではないでしょうか。

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