投資家の皆様にとって、見逃せない注目のニュースが飛び込んできました。東京証券取引所は、2019年11月29日付の発表において、ブライダル事業を展開する「株式会社エスクリ」と、システム開発に強みを持つ「株式会社SIG」の2銘柄を、新たに貸借銘柄として選定したことを明らかにしました。
この決定に伴い、週明けの2019年12月2日の売買分から、両銘柄は貸借銘柄としての取り扱いが開始される予定です。あわせて、日本証券金融(日証金)においても同日の約定分から貸借銘柄に追加されるため、市場の流動性が一気に高まることが期待されています。
「貸借銘柄」への採用が持つ重要な意味とは?
ここで、投資初心者の方にも分かりやすく「貸借銘柄(たいしゃくめいがら)」について解説しましょう。これは、証券会社が投資家に対して、株を買うための資金だけでなく、売るための「株そのもの」を貸し付けてくれる銘柄のことを指しています。
一般的な信用取引では「買い」から入るのが基本ですが、貸借銘柄に選ばれると「空売り(からうり)」が可能になります。空売りとは、株価が下がると予想した際に、先に株を借りて売り、安くなったところで買い戻して利益を得る手法です。下落局面でもチャンスが生まれるのは大きなメリットでしょう。
SNS上では、この発表を受けて「これでようやく戦略の幅が広がる」「売りも買いも活発になりそうで楽しみだ」といった前向きな反応が目立ちます。特に成長性の高いSIGや、イベント需要に左右されるエスクリのような銘柄にとって、多様な投資戦略が取れるようになることは歓迎すべき事態です。
編集部の視点:流動性向上がもたらす新たな展開
筆者の個人的な見解としては、今回の選定は両社の市場評価が一段階上がった証左であると考えています。貸借銘柄になるためには、株主数や流通株式数など厳しい基準をクリアする必要があるため、投資家からの信頼感もより一層強固なものになるはずです。
ただし、空売りが可能になるということは、株価が急落するリスクも孕んでいるという点には注意が必要でしょう。2019年12月2日以降は、これまで以上にダイナミックな値動きが予想されるため、投資家の皆様はより緻密な市場分析と冷静な判断が求められる局面に来ていると言えます。
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