日本のスポーツ界を牽引し続けるトップブランド、ミズノ株式会社から、2020年の幕開けを飾る重要な人事異動が発表されました。2020年1月1日付で実施される今回の組織再編は、グローバル市場での競争力を高め、研究開発の精度をさらに引き上げるという、同社の強い意志が感じられる内容となっています。SNS上では「ミズノが本気で世界を獲りに来ている」「アパレル部門の強化が目覚ましい」といった期待の声が数多く上がっており、ファンや投資家からの注目も非常に高いようです。
今回の発表で最も目を引くのは、研究開発部門のトップに能勢孝行氏が就任する点でしょう。能勢氏は、これまでグローバルフットウエアプロダクト本部で生産品質管理を統括し、香港ミズノの社長(PRESIDENT)も兼任してきた実力者です。現場の「モノづくり」と海外マーケットの最前線を熟知したリーダーが研究開発を率いることで、より実用性に優れた革新的な製品が誕生するに違いありません。技術と市場ニーズがより密接にリンクしていく姿が想像できますね。
さらに、アパレル部門でもダイナミックな配置転換が行われます。グローバルアパレルプロダクト本部長には、現副本部長の宇野秀和氏が昇格し、企画やソーシング(原材料の調達や製造拠点の選定)を直轄します。ミズノといえばシューズの印象が強いかもしれませんが、近年はウェアの機能性にも定評があります。今回の人事からは、アパレル事業を単なる「衣類」としてではなく、グローバル戦略の主軸へと引き上げようとする経営側の熱意が伝わってきます。
「ソーシング」と「外商」の強化が示す、ミズノの次なる一手
ここで注目したい専門用語が「ソーシング」です。これは単なる買い付けではなく、最適なサプライヤーを世界中から見つけ出し、品質とコストのバランスを最適化する戦略的な調達を意味します。高尾彰人氏がアパレル生産・開発を担い、中田道生氏がライフ&ヘルスアパレルを牽引する体制は、ライフスタイル分野への本格的な浸透を狙ったものでしょう。スポーツシーンだけでなく、日常の健康を支える「着るサプリメント」のような展開も大いに期待できそうです。
また、営業面ではスポーツ営業本部の副本部長である大森邦弘氏が「外商」を兼務する体制が整えられました。外商とは、店頭での一般販売とは異なり、学校や官公庁、企業といった大口顧客に対して直接提案を行う重要なチャンネルです。地域に根ざした西日本営業の経験を持つ大森氏が舵を取ることで、スポーツ振興を通じた社会貢献と収益拡大の両立を目指す狙いが見て取れます。現場の声が直接経営に届く、風通しの良い営業スタイルが確立されるはずです。
情報システム部門には高野剛志氏が、そして欧州・中東・アフリカを統括する「EMEAミズノ」のゼネラルマネージャーには岡本充博氏が就任します。デジタル技術の活用とグローバル拠点の連携を強化することで、2020年という記念すべき年にミズノがどのような進化を遂げるのか、非常に楽しみです。私個人としては、今回の人事がミズノの持つ「誠実なモノづくり」の精神を、さらに広い世界へ届ける大きな転換点になると確信しています。
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