2020年の東京五輪・パラリンピック開催までカウントダウンが始まる中、競技会場となるベイエリアに大きな動きがありました。東京都の小池百合子知事は2019年12月03日に開幕した都議会第4回定例会にて、トライアスロンなどの舞台となるお台場海浜公園の水質を劇的に改善させるための新工事を、2020年01月から開始すると力強く宣言しました。
今回の対策の目玉は、伊豆諸島の神津島周辺から運び込まれる「天然の砂」を活用した海底の覆土工事です。これは「サンドコンパクション」などの技術にも通じる発想で、海底に質の良い砂を撒くことで、水質悪化の原因となる有機物の巻き上がりを抑え、微生物による自浄作用を促す効果が期待されています。お台場の海に清流の恵みを持ち込もうとする、非常にユニークな試みと言えるでしょう。
このニュースに対し、SNS上では「五輪までに本当に綺麗になるのか」「神津島の砂がもったいない気もするけれど、やるからには徹底的に」といった期待と不安が入り混じった声が飛び交っています。今夏のテスト大会では、実際に泳いだ選手から「水が臭う」という厳しい指摘があっただけに、都の威信をかけた今回の決断は、世界中のアスリートを迎え入れるための避けては通れない「おもてなし」の第一歩なのです。
五輪の敵は水質だけじゃない!進化する暑さ対策と都議会の展望
さらに小池知事は、水質問題と並んで懸念されている「夏の酷暑」への対策についても言及しました。2019年の夏に実施された様々な試行の結果を厳密に検証し、補正予算を投入してさらなる強化を図る方針です。具体的には、観客への飲料配布や日よけテントの増設といった、体感温度を下げるための多角的なアプローチが検討されており、安全な大会運営に向けた本気度が伺えます。
私個人の意見としては、神津島の砂という自然の力を借りる今回の水質改善策は、一時的な化学処理よりも持続可能性が高い素晴らしいアイデアだと感じます。しかし、都市河川からの流入制限など、より根本的なインフラ整備との両輪で進めることが、大会後も「泳げるお台場」を未来へ残す鍵になるはずです。世界が注目する東京の海が、青く透き通る姿へと変わることを願って止みません。
今回の定例会は2019年12月03日から2019年12月18日までの会期で行われ、水質対策を含む予算案や条例案など計53件の議案が審議されます。五輪を半年後に控えたこの重要な局面で、都政がどのような答えを出していくのか。私たちの税金が、世界中の人々に感動を与える最高のステージへと昇華されるプロセスを、しっかりと見守っていく必要があるでしょう。
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