ネイサン・チェン、GPファイナルV3へ王手!羽生結弦と僅差の激闘で見せた「王者の余裕」と進化

フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルが、2019年12月05日にイタリアのトリノで開幕しました。世界選手権2連覇という絶対的な実績を誇るネイサン・チェン選手が、男子ショートプログラム(SP)で観客を魅了する異次元の演技を披露したのです。まさに「絶対王者」の風格を漂わせる滑りに、会場は熱狂の渦に包まれました。

今大会の最大の注目は、何といっても羽生結弦選手との頂上決戦です。チェン選手は冒頭の4回転ルッツを含む全てのジャンプを完璧に成功させました。「ルッツ」とは、スケート靴の外側のエッジを使って踏み切る、最高難易度のジャンプのことです。これを軽やかに決めた彼は、ジャンプだけでなくシャンソンの調べに乗せた緩急あるステップでも高い表現力を発揮しました。

得点は羽生選手が持つ世界最高得点に、わずか0.15点差まで迫る驚異的な数字を叩き出しています。演技後、チェン選手は「全てのジャンプを着氷できて満足している」と、晴れやかな表情で喜びを語りました。SNS上では「ネイサンの安定感が恐ろしい」「もはや芸術の域に達している」といった感嘆の声が相次ぎ、その圧倒的な強さが大きな話題を呼んでいます。

私は、現在のネイサン・チェン選手の強さは「精神的な自由」にあると感じます。彼は名門エール大学で学業に励む現役大学生でもありますが、リンクの上ではその知性と勝負強さが見事に融合しています。2018年02月の平昌冬季五輪での悔しさをバネに、今の彼はプレッシャーさえも楽しんでいるかのような、不思議な軽やかさを纏っているように見えてなりません。

今回の演技で特に目を引いたのが、著名デザイナーの手による新しい衣装です。本人も「自由を感じる」と語るその装いは、彼のダイナミックな動きをより一層引き立てていました。2019年12月07日に行われるフリー演技では、GPファイナル3連覇という偉業達成に期待がかかります。氷上の哲学者がどのような答えを導き出すのか、世界中のファンがその瞬間を待ちわびています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました