銀盤の王者が、再び日本のファンを熱狂の渦に巻き込みました。2019年11月22日、札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、NHK杯が開幕を迎えたのです。注目の男子ショートプログラムでは、今季GP2連勝を狙う羽生結弦選手が、まさに異次元の滑りを披露しました。
冒頭のサルコー、そしてトーループという2種類の4回転ジャンプを完璧に成功させた羽生選手。その出来栄えは、観る者すべてを沈黙させるほどの美しさでした。結果、109.34点という驚異的なスコアを叩き出し、堂々の首位に立っています。SNS上では「これぞ絶対王者」「氷との対話が聞こえるよう」といった感嘆の声が溢れ返り、世界トレンドを席巻しています。
日本勢の若き力も氷上で躍動しました。島田高志郎選手が75.98点で6位、山本草太選手が74.88点で7位に食らいついています。一方で、米国代表の樋渡知樹選手は64.54点で11位からのスタートとなりました。羽生選手の圧倒的な背中を追いかける彼らの挑戦は、フィギュア界の未来を明るく照らしているように感じられてなりません。
女子シングルは世界記録更新の歴史的展開に
女子シングルに目を向ければ、そこには「3回転半(トリプルアクセル)」という高度な技術を武器にした、熾烈な戦いが繰り広げられていました。紀平梨花選手は、自身の武器である3回転半を鮮やかに成功させ、79.89点をマークして2位につけています。安定感抜群の演技は、観客を魅了し、大きな拍手が会場を包み込みました。
しかし、その紀平選手を上回る衝撃を与えたのが、ロシアの16歳、アリョーナ・コストルナヤ選手です。彼女は冒頭の3回転半を完璧に決め、これまでの紀平選手の記録を1.07点も更新する85.04点という世界最高得点を記録しました。あまりにも高次元な争いに、SNSでは「女子のレベルが未知の領域に突入した」と驚愕のコメントが相次いでいます。
一方で、昨年の平昌五輪女王であるアリーナ・ザギトワ選手は66.84点で4位、山下真瑚選手が65.70点で5位、横井ゆは菜選手が62.67点で8位となりました。ペア競技では、三浦璃来選手と木原龍一選手の新ペアが62.41点で6位と健闘を見せています。個人の意見として、これほどハイレベルな技術と芸術性が両立する大会は稀であり、胸が高鳴ります。
フィギュアスケートにおける「スケーティングスキル」の進化は、もはや止まることを知りません。特にコストルナヤ選手が示した「美しさと難度の融合」は、今後のスタンダードになる予感がします。明日のフリープログラムでは、羽生選手がどこまで記録を伸ばすのか、そして紀平選手が王座を奪還できるのか、一瞬たりとも目が離せない展開となるでしょう。
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