銅価格がついに70万円台へ!JX金属が建値を大幅改定、最新の非鉄金属市場の動向を読み解く

2019年12月10日、日本の非鉄金属業界を牽引するJX金属が、国内における銅取引の指標となる「建値(たてね)」を改定しました。今回の発表によれば、1トンあたりの価格を前回の設定から2万円引き上げ、節目の数字となる70万円に設定しています。

「建値」という言葉に馴染みがない方もいるかもしれませんが、これはメーカーが販売価格の目安として提示する公表価格を指します。いわば、日本国内での銅取引における「標準価格」のような役割を果たすため、多くの関連企業の利益を左右する重要な数字と言えるでしょう。

一方で、同じ2019年12月10日には、三菱マテリアルが鉛の建値を1万1千円引き下げ、1トンあたり26万8千円に改定したことも明らかになりました。銅は上昇、鉛は下落という対照的な動きを見せていますが、これは国際的な相場変動がダイレクトに反映された結果です。

SNS上では、銅価格の70万円台到達に反応する声が目立ちます。特に電気工事関係者やスクラップ業者からは、材料費の高騰を懸念する意見や、リサイクル市場への期待感など、リアルな経済実感を伴う投稿が数多く寄せられているようです。

編集者としての私見ですが、今回の銅価格の上昇は、世界的な景気先行指標としての側面が強いと感じます。銅はあらゆる産業で使われるため「ドクター・カッパー」とも呼ばれますが、この強気な推移が実需に基づいた持続的なものか、今後も慎重に見守る必要があるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました