2019年12月12日の深夜、眠りに就いていた北の大地を突如として鋭い衝撃が襲いました。午前1時9分ごろ、北海道北部の豊富町で最大震度5弱を観測する地震が発生し、静まり返った町に緊張が走っています。気象庁の発表によれば、震源地は宗谷地方北部で、震源の深さは約7キロメートルと極めて浅い地点で発生しました。
今回の地震の規模を示すマグニチュード(M)は4.2と推定されており、幸いなことに津波の心配はないとのことです。「マグニチュード」とは地震そのもののエネルギーの大きさを表す指標ですが、今回は震源が非常に浅かったため、エネルギーの数値以上に地表へ強い揺れが伝わったと考えられます。
震度4を記録した幌延町に住む40代の男性職員は、就寝中に「ドーン」という激しい衝撃で目を覚ましたと当時の恐怖を語っています。SNS上でも「突き上げるような揺れだった」「冬の深夜に避難するのは厳しい」といったリアルな声が次々と投稿されており、道北地方の方々の不安な心情が手に取るように伝わってきます。
気象庁が警鐘を鳴らす二次災害の危険性と今後の展望
地震発生を受けて気象庁は緊急記者会見を開き、揺れの強かった地域では地盤が緩んでいる可能性があると指摘しました。特に落石や崖崩れといった土砂災害への警戒を強めるよう呼び掛けています。さらに、今後1週間程度は最大震度5弱と同規模の揺れが再び発生する恐れがあるため、決して油断はできません。
北海道庁は2019年12月12日未明のうちに、鈴木直道知事を本部長とする災害対策連絡本部を即座に設置しました。行政が迅速な情報収集と支援体制の構築に動いている点は、住民にとっても心強い支えとなるでしょう。震度3を観測した天塩町など、周辺自治体でも引き続き余震への警戒態勢が敷かれています。
筆者の見解としては、厳しい寒さが続く12月の北海道において、停電や家屋へのダメージは死活問題に直結すると感じます。単に揺れに備えるだけでなく、防寒具やカセットコンロといった「冬の災害特有の備え」を再確認すべき時期です。大きな揺れの後こそ、改めて地域の絆と防災意識を研ぎ澄ませたいものです。
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