忘年会シーズン必読!アルハラを防ぎ「デキる大人」の飲み会を実現するリスク管理術

2019年12月13日、今年も街が華やぐ忘年会シーズンが到来しました。1年を締めくくる大切な懇親の場ですが、一歩間違えれば重大なトラブルに発展しかねません。現代のビジネスパーソンにとって、お酒の席での振る舞いは単なるマナーではなく、重要な「リスク管理能力」として評価される時代になっています。

お酒にまつわるトラブルの歴史を振り返ると、1980年代に低アルコールのチューハイが登場したことで、若者や女性の間で飲酒が急速に一般化しました。1985年には「イッキ!」が流行語大賞に選ばれるなど、当時は危険な飲み方が容認される空気がありましたが、現在はその価値観が大きくアップデートされています。

SNS上でも「無理やり飲まされるのは苦痛」「ソフトドリンクの充実が嬉しい」といった声が多く上がっています。もはや「酒が飲めない=仕事ができない」という古い考えは淘汰され、むしろ酔って失態を演じない自己管理能力こそが、信頼されるプロフェッショナルの条件であると言えるでしょう。

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今さら聞けない「アルハラ」の定義と法的リスク

NPO法人アスクの今成知美代表は、アルコールハラスメント(アルハラ)を5つの行為で定義しています。それは「飲酒の強要」「イッキ飲ませ」「意図的な酔いつぶし」「飲めない人への配慮不足」「酔った上での迷惑行為」です。これらは単なる悪ふざけでは済まされず、法的責任を問われる可能性を秘めています。

特に注意したいのが「意図的な酔いつぶし」です。これは法的には「傷害罪」に該当しうる行為であることを認識すべきです。介抱役を事前に用意してまで相手を潰そうとするのは論外であり、現代の企業コンプライアンスにおいては、組織の信頼を根底から揺るがす致命的なリスクとなります。

また、体質的に飲めない人や車を運転する人に対し、アルコール以外の選択肢を保障することも不可欠な配慮です。根性で体質は変えられません。多様な個性を尊重し、誰もが不快な思いをせずに過ごせる環境を整えることこそが、幹事や上司に求められる真のリーダーシップではないでしょうか。

もしもの時の救護と「適切な摂取量」の計算方法

万が一、飲み会で酔いつぶれた人が出た場合は、絶対に一人にしてはいけません。窒息を防ぐために横向きにする「回復体位」をとらせ、常に寄り添って様子を確認しましょう。激しいイビキや、つねっても反応がない、全身が冷たいといった兆候が見られる場合は、命に関わるため即座に救急車を呼ぶ決断が必要です。

トラブルを未然に防ぐ鍵は、純アルコール量20グラムを「1単位」とする計算を覚えることです。5%のビールなら500ミリリットル、日本酒なら1合が目安です。この1単位を分解するのに男性は約4時間、女性は約5時間を要します。これを超えて飲み過ぎると、翌朝までアルコールが残り「酒気帯び勤務」となる恐れがあります。

最近では学生の間でも、お酒より食事をメインにする「ごち会」というスタイルが浸透しています。2019年現在のスマートな飲み会は、量より質を楽しむ方向へとシフトしているのです。無理に飲む「損得勘定」を捨て、適切な摂取単位を守ることで、翌日のパフォーマンスを最大化させる飲み方を心がけたいものです。

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