オーストラリアの名門、ロイヤルメルボルンGCを舞台に繰り広げられている男子ゴルフの祭典「プレジデンツカップ」は、2019年12月13日に大会2日目を迎えました。この日は、1つのボールをペアが交互に打ち合う「フォアサム」形式での対戦となり、世界中のゴルフファンが固唾を呑んで見守る中、歴史に残る名勝負が展開されたのです。
最大の注目カードは、世界選抜の日本のエース・松山英樹選手と安秉勲(アン・ビョンフン)選手のペアに対し、米国選抜の主将兼選手であるレジェンド、タイガー・ウッズ選手がジャスティン・トーマス選手と組んで挑んだ一戦でしょう。試合は一進一退の攻防が続き、どちらが勝利を掴んでもおかしくない緊迫したムードが最終ホールまで漂っていました。
勝負の決着がついたのは、最終18番ホールでした。米国ペアが土壇場で見事なバーディーを奪い、1アップという僅差で松山選手組を振り切ったのです。この劇的な幕切れに対し、SNS上では「やはりタイガーの勝負強さは別格だ」「松山選手も健闘したが、一歩及ばず惜しい」といった、両者の高いパフォーマンスを称賛するコメントが数多く寄せられています。
ここで解説しておきたいのが、今回採用された「フォアサム」という競技形式です。これはコンビを組む2人が交互に打球するため、自分のミスが直接相棒の負担になるという、精神的なタフさが求められるルールなのです。通常のストロークプレーとは異なり、仲間との信頼関係や戦略的なマネジメントが勝敗を分ける大きな鍵となります。
私個人の意見としては、敗れはしたものの、百戦錬磨のタイガーを相手に最終ホールまで追い詰めた松山選手のプレーには、世界トップクラスの底力を感じずにはいられませんでした。米国選抜の猛追も驚異的ですが、個々の力が噛み合い始めた世界選抜の勢いは本物でしょう。これからの残り日程で、どのようなドラマが生まれるのか期待に胸が膨らみます。
この日の全体成績は2勝2敗1分けのタイとなりましたが、初日の貯金を活かした世界選抜が通算ポイントでリードを保っています。米国選抜の反撃がここから本格化するのか、あるいは世界選抜が逃げ切るのか。2019年12月14日以降の戦いからも、一瞬たりとも目が離せそうにありません。
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