日本のものづくりを象徴する存在である日立金属が、新たな時代の幕開けを象徴するような人事異動を発表しました。2019年12月18日に公開された情報によると、2020年1月1日付で各事業の中核を担う工場や統括部のリーダーが刷新されます。
今回の発表で特に注目を集めているのは、金属材料事業本部の要(かなめ)である安来工場にて、坂東直樹氏が品質保証の責任者に就任することでしょう。安来工場は日立金属が誇る特殊鋼の拠点であり、その「品質」を守るポジションは、まさに企業の信頼を左右する重責と言えます。
SNS上では、この知らせに対して「年明けからの新体制で現場がどう変わるのか楽しみ」「ベテランの配置転換が戦略的だ」といった期待の声が寄せられています。特に製造現場に近い層からは、具体的な工場のラインや管理体制の強化を予感させる動きとして好意的に受け止められているようです。
製造現場の最前線を支えるプロフェッショナルたちの異動
自動車鋳物統括部でも興味深い動きが見られます。九州工場の製造を末原清氏が、真岡工場の製造を今西幸平工場長が兼務する形でリードします。自動車鋳物とは、溶かした金属を型に流し込んで複雑な形状を作る「鋳造(ちゅうぞう)」技術を用いた部品で、車の安全性を支える不可欠な要素です。
また、機能部材事業本部では鈴木勝氏がパワーエレクトロニクス統括部の副統括部長に抜擢されました。パワーエレクトロニクスとは、電力を効率よく変換・制御する技術のことで、電気自動車(EV)や再生可能エネルギーの普及が加速する現代において、最も成長が期待される分野の一つです。
私は今回の人事について、日立金属が守るべき伝統の「品質」と、攻めるべき次世代の「電力制御技術」の両輪を強化する非常にバランスの良い布陣だと感じています。適材適所なリーダーシップの配置は、同社の競争力をさらに高めていくための重要なステップになるに違いありません。
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