埼玉県さいたま市を拠点に魅力的なレストランを展開するノースコーポレーションが、新たな食の楽しみを提案しています。さいたま市浦和区に位置する「ディアボラ 浦和店」において、2019年12月13日より秩父市にある兎田ワイナリー直送の「生ワイン」の提供が開始されました。
今回の目玉は何といっても、店内に設置された専用のドラフトサーバーです。ビールのように樽から直接グラスへ注ぐスタイルを採用したことで、空気に触れる時間を極限まで減らしました。これにより、これまでの瓶詰めワインでは決して味わえなかった、繊細で瑞々しい風味がそのまま保たれています。
ここで注目したい「生ワイン」という言葉ですが、これは一般的に濾過や加熱殺菌を最小限に抑えたワインを指します。酵母が息づくようなフレッシュさが特徴で、果実本来のポテンシャルをダイレクトに感じられるでしょう。まさに、ワイナリーのセラーでしか味わえなかった「造りたての味」なのです。
SNS上では、この試みに対して「浦和で秩父の味が楽しめるのは嬉しい」「樽出しの生ワインは香りが全然違う」といった驚きの声が続々と上がっています。県内でも特に人口が密集する県南エリアの浦和から、秩父という土地の豊かさを発信するこの取り組みは、地域活性化の観点からも非常に意義深いと言えます。
編集者としての私見ですが、地元の食材に地元のワインを合わせる「地産地消」の究極の形がここにあります。秩父の厳しい自然が育んだ葡萄の力を、都市部でこれほど鮮度良く味わえるのは、まさに物流と情熱の賜物でしょう。単なる飲料の提供を超えた、埼玉の誇りを感じさせる素敵なプロジェクトです。
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