2019年12月25日、凸版印刷がAI(人工知能)を駆使した革新的な小売業向けサービスの開発を加速させています。同社はAI開発の旗手であるAWL(アウル)とタッグを組み、店内のカメラ映像から顧客の動きを可視化する販促支援に乗り出しました。
この取り組みは深刻化する人手不足への切り札として期待されており、現在は凸版印刷の自社売店にて実証実験が進行中です。最先端のAIカメラが来店客の性別や年齢といった「属性」を瞬時に識別し、どの棚に立ち寄ったかという行動データを蓄積しています。
デジタルサイネージで実現する「究極のパーソナライズ広告」
特筆すべきは、収集したデータをその場で活用するスピード感でしょう。AIが分析した結果をもとに、デジタルサイネージ(電子看板)を通じて、目の前の客層に合わせた最適な広告をリアルタイムで届ける仕組みが構築されています。
例えば、特定の商品の前で迷っている人に対し、その人の興味を惹くピンポイントな情報を提示できるのです。SNS上でも「店員に話しかけられずに済むのは楽」「SF映画のような買い物が現実になる」といった、期待を寄せる声が多く見受けられます。
私は、この技術が単なる広告媒体を超え、店舗を「考える空間」へ進化させると確信しています。これまでの店頭販促は効果が見えにくい領域でしたが、AIが購入までのプロセスを数値化することで、商売の勘を確かな戦略へと昇華させるはずです。
2020年1月のサービス開始へ!省人化と売上アップを両立
本プロジェクトの最終目標は、広告が実際に購入に結びついたかどうかを自動で検証するシステムの確立です。凸版印刷は、2020年1月の本格的なサービス開始を目指し、さらなる精度の向上に心血を注いでいる真っ最中と言えるでしょう。
さらに同社は、金融機関向けに文章の誤りをチェックする「AI校閲・校正支援システム」も手掛けるなど、多角的な展開を見せています。アナログな印刷事業で培った信頼と、デジタル技術の融合が、私たちの生活をより便利に変えていくに違いありません。
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