香川県内に拠点を置く企業を対象とした、最新の冬のボーナス支給状況が明らかになりました。地元の有力銀行である百十四銀行が実施した調査によると、1人あたりの平均支給見込み額は53万7000円となっています。これは前年の同じ時期と比較すると3.4%の減少であり、働く人々にとっては少し寂しい結果と言えるかもしれません。支給額を前年よりアップさせた企業も全体の31%存在しましたが、従業員を多く抱える大企業の落ち込みが全体の数値を押し下げる要因となりました。
このニュースに対し、SNS上では「やっぱり不景気を肌で感じる」「自分のところは上がったから一安心」など、悲喜こもごもの意見が飛び交っています。やはり生活に直結するお金の話題ということもあり、地域のビジネスパーソンからの関心は非常に高いようです。ボーナスの増減は個人の消費行動だけでなく、地域経済の活性化にも直結する重要なバロメーターと言えます。そのため、今回の全体的な減少傾向が今後の香川の景気にどう影響するのか、注視していく必要があるでしょう。
業種ごとに詳細を見ていくと、製造業の中でも明暗が分かれる形となりました。鉄鋼や化学といった原材料を扱う「基礎素材型(きそそざいがた)」の企業は、支給額が62万9000円と高い水準を維持しています。しかし、それでも前年比では3.1%のマイナスを記録しました。一方で、自動車や電子部品などの部品を組み立てて製品を作る「加工組み立て型(かこうくみたてがた)」は59万2000円となり、前年から11.5%も大幅に減少している状況です。
さらに非製造業に目を向けると、オリンピック特需などで活況が続いていた建設業でも、支給額は71万9000円と高額ながら1.2%の微減となりました。ここにも一時の勢いに落ち着きが見え始めています。一方で、嬉しい兆しを見せているのが私たちの生活に身近な分野です。食品や衣服などを扱う「生活関連型」の業界は3%の増加を記録しました。さらに商品の流通を担う卸売り・小売業でも4.6%のプラスとなり、明るい話題を提供しています。
特に卸売り・小売業では、支給額を「引き上げた」と回答した企業が39.1%にものぼり、業界全体で従業員へ還元しようとする強い姿勢がうかがえます。このように、業界の構造によって景気の波の受け方が大きく異なる点が今回の特徴です。個人的な見解としては、大企業の減少は懸念されるものの、消費に直結する小売業などの健闘は地域を元気づける素晴らしい兆候だと捉えています。2020年1月10日に発表されたこのデータを機に、各業界のさらなる奮起を期待したいところです。
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