正月の日本を熱狂させる学生陸上界の最高峰、東京箱根間往復大学駅伝競走。2020年1月3日と2020年1月4日の2日間にわたり開催された今大会で、かつて平成の時代に6度の総合優勝を誇った名門・駒澤大学が激しい苦闘を強いられました。ファンからの熱い期待を背負って挑んだものの、往路からの遅れを巻き返すことができずに総合8位という結果で大手町のゴールを駆け抜けています。
レース後の記者会見に臨んだ大八木弘明監督は、いつもの厳しい熱血漢としての表情とは異なり、どこか精彩を欠いた様子が印象的でした。指揮官は「今回のレースではシード権を獲得するだけで精一杯だった」と、厳しい胸の内を吐露しています。シード権とは、今大会で上位10位以内に入った大学に与えられる、予選会を免除されて翌年の本大会へ出場できる特別な権利のことです。
名門のプライドがあるからこそ、この結果は決して満足できるものではありません。実は、今回の苦戦には指揮官が事前に抱いていた懸念が大きく関係していました。復路の鍵を握る8区と9区において、走った選手たちの区間順位がともに2桁へと沈んでしまったのです。大八木監督が戦前に不安視していた懸念が、本番のロードでそのまま的中する形となってしまいました。
この予期せぬブレーキには、SNS上でも駅伝ファンから「駒沢の8区9区で何が起きたのか」「大八木監督の厳しい表情が辛い」といった、驚きと落胆の声が多数寄せられています。しかし、ここで立ち止まるわけにはいきません。復路のスタートである6区の山下りを担当した4年生の中村大成選手は、レース後に頼もしい言葉を後輩たちへ残してくれました。
中村選手は「我が校は常に最低でも3位以内を目標に掲げている誇り高き大学である」と力強く語っています。続けて「この悔しさを胸に、後輩たちには何としても次回の大会で雪辱を果たしてほしい」と、未来の絶対エースたちへ伝統のタスキとともに強い願いを託しました。この先輩の熱いメッセージに対し、ネット上では「この悔しさが来年へつながる」「藤色のユニフォームの逆襲を信じている」と、早くも未来へ向けた多くのエールが飛び交っています。
強豪校としての誇りがあるからこそ、8位という結果は次なる進化への大きなステップになるはずです。伝統的に育成力に定評があるチームだけに、この敗戦を糧にしてどのような這い上がりを見せてくれるのか、今から期待が膨らみます。私たちは大八木監督と選手たちが再び頂点へと挑む、これからの熱い挑戦の日々をこれからも全力を尽くして応援していきましょう。
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