2019年12月15日、熊本県で開催されているハンドボール女子世界選手権において、日本代表「おりひめジャパン」が歴史的な一歩を刻みました。24チーム体制へと移行した1997年大会以降で、日本勢として最高位となる10位という素晴らしい成績を収めています。この結果を受け、チームを率いるウルリック・キルケリー監督が記者会見に応じ、今大会の歩みを「チームにとって非常に大きな成功であった」と晴れやかな表情で総括しました。
SNS上でも「おりひめジャパンの粘り強い守備に感動した」「世界を相手に堂々と渡り合う姿が格好いい」といった応援の声が続々と上がっています。自国開催という独特の緊張感が漂う中で、選手たちが積み上げてきた努力が最高の結果として結実したのでしょう。これまで世界の壁に阻まれてきた日本ハンドボール界にとって、今回の10位という順位は、単なる数字以上の重みを持つ大きな財産になったに違いありません。
重圧を跳ね返した開幕戦の勝利と監督の誇り
キルケリー監督が今大会のベストゲームとして挙げたのは、2019年11月30日に行われたアルゼンチンとの1次リーグ初戦です。指揮官は「地元開催の初戦を戦うことは、精神的に極めて難しい挑戦だ」と当時を振り返りました。特にハンドボールは、60分間という長い試合時間の中で、攻守の切り替え(トランジション)が激しく行われるスポーツです。一瞬の油断が命取りになるため、高い集中力を維持し続けることが勝利への絶対条件となります。
監督は「試合を完全にコントロールし、確実に勝利を収めるという目標を選手たちが体現してくれたことを誇りに思う」と、プレッシャーを跳ね除けた教え子たちを高く評価しました。私自身の見解としても、ホームの声援を力に変え、立ち上がりの硬さを克服した初戦の戦いぶりこそが、その後の躍進を支える精神的な支柱になったと感じています。世界と対等に戦える実力を証明した彼女たちの挑戦は、未来の選手たちに夢を与える輝かしいマイルストーンとなるはずです。
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