なぜ両想いになると冷めるの?「蛙化現象」に悩む10代女性へ贈る、現実の恋を育むアドバイス

片想いをしている時はあんなに胸がときめいていたのに、相手が自分を好きになった瞬間に熱が冷めてしまう。そんな切ない恋のジレンマに悩む10代の女性から、切実な声が届きました。好意を向けられた途端に相手を軽蔑したり失望したりしてしまい、過去のいじめ体験から自己評価が低くなっているのではないかと、彼女は自分自身を責めています。

この複雑な恋愛心理に対して、SNS上では「驚くほど自分のことのようで共感しかない」「名前のつかないモヤモヤを代弁してくれた」といった、同世代からのリアルな反響が数多く寄せられている状況です。

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誰もが陥る心理と「蛙化現象」の正体

著述家でありプロデューサーとしても活躍する湯山玲子さんは、2020年1月11日の人生相談でこの問題に温かく、そして鋭く切り込みました。自分から仕掛けておきながら相手が振り向くと冷めてしまう行動は、決して異常なことではありません。心理学の世界では、手に入った瞬間に興味を失う人間の狩猟本能的な性質や、好意を持たれると嫌悪感を抱く「蛙化現象(かえるかげんしょう)」と呼ばれる心の動きに深く関係しています。

理想の王子様を追い求める「夢」の時間は美しく輝いて見えますが、生身の人間が織りなす「現実」は時に地味で色あせて見えるものでしょう。

傷つくことを恐れる「保身」の壁を越えて

湯山さんは、相手の好意を素直に受け取れずに心の壁を作ってしまう背景には、傷つくことを恐れる強い保身の心理が隠されていると分析します。「付き合ったら欠点を嫌われるかもしれない」という予期不安から、自分が傷つく前に相手を拒絶して身を守っているのでしょう。しかし、この防衛反応が習慣化してしまうと、恋愛だけでなくあらゆる対人関係において、深い信頼を築くことが難しくなってしまう危険性を孕んでいます。

私自身の視点としても、傷つかないためのバリアは時に必要ですが、幸せになるためのチャンスまで遠ざけてしまうのは非常にもったいないと感じるのです。

現実の恋を育てる「喜びの貯金」

恋の始まりにおける最高の理想は、出会った瞬間に双方が大恋愛に落ちることかもしれません。しかし現実の「両想い」の多くは、どちらかのアプローチによって少しずつお互いの心が近づき、後から育まれるケースが圧倒的多数を占めます。相手の心が自分に寄り添ってきたと感じた時こそ、心に湧き上がる幻滅や失望を上手に飼いならすステップへ進むタイミングなのです。

完璧な理想の彼を追いかけるのではなく、不完全な現実の彼と向き合いながら、日々の小さな喜びの貯金を増やしていくことで、本当の愛が作られていくでしょう。

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