カメラ大手のキヤノンが、スポーツ報道の現場に革新をもたらす画期的な遠隔撮影システムを、2020年2月下旬に発売することを発表しました。この最先端のシステムがもたらす新しい撮影の可能性に、多くのカメラファンや報道関係者が熱い視線を注いでいます。
今回登場する「ロボティックカメラシステム CR-S700R」は、カメラを載せる台座である雲台(うんだい)と、それを遠隔操作するための小型装置がセットになった製品です。パソコンと有線LANで接続することにより、カメラの向きやズームを自由自在に操ることができます。
特に注目すべきは、雲台の3カ所が滑らかに回転し、人間の手では入り込めないような狭い場所や危険な角度からでも、狙った被写体を瞬時に、そして的確に捉えられる点でしょう。想定価格は385万円前後となっており、同社から直接販売される予定です。
SNS上では「五輪の決定的瞬間を捉える新兵器になりそう」「1人で複数台を操作できるのは、ワンマン運用の現場で大助かり」といった期待の声が続々と上がっています。プロの撮影環境をガラリと変えるポテンシャルに、タイムラインも大いに沸いていました。
本システムは、同社の高性能一眼レフカメラ「EOS-1D X Mark II」と、2月中旬に発売が控える新型モデルに対応します。さらに、別売りのパソコン用ソフトを導入すれば、複数のカメラを同時に1人でコントロールすることも可能になります。
例えば、陸上競技の100メートル走において、スタートラインとゴールラインに配置したカメラを同時に制御するような、これまでにない効率的な撮影体制が実現するのです。対応する交換レンズも6種類が用意されており、幅広いシーンで活躍するでしょう。
迫り来る東京五輪に向けて、このような技術革新が起こることは非常に有意義だと私は感じます。従来は多くのカメラマンを配置しなければ撮れなかったダイナミックなアングルが、1人のオペレーターの手によって生み出されるのは、まさに表現の民主化です。
スポーツの熱気やドラマを、視聴者へより立体的に届けるための強力なツールになることは間違いありません。高価格帯ではありますが、日本のものづくり技術が世界のスポーツ報道を裏で支えていく姿を想像すると、胸が熱くなる素晴らしい挑戦です。
コメント