全国の自治体の中で史上最も若い女性市長として2012年に初当選を果たし、大きな注目を集めてきた滋賀県大津市の越直美市長が、ついに退任の節目を迎えました。2020年1月21日に開かれた記者会見では、2期8年におよぶ自らの市政を振り返り、その確かな歩みとこれまでの成果を晴れやかな表情で語っています。
越市長が最大の成果として胸を張るのが、民間の活力を巧みに取り入れた新しい都市開発の土台作りです。特にJR大津駅周辺の再開発事業は、誰もが変化を実感できる見事な仕上がりとなりました。装いを新たにした駅前の景観は、多くの市民が街の可能性を再発見する素晴らしいきっかけを提供したと言えるでしょう。
SNS上でもこの実績に対して「大津駅が本当におしゃれで便利になった」「街に活気が出て誇らしい」といった、変化を歓迎するポジティブな投稿が数多く見受けられます。また、越市長の専門である法律の知識を活かしたスマートなリーダーシップを称賛し、その退任を惜しむ声がインターネット上で次々と上がっていました。
さらに注目すべき功績は、女性の社会進出を阻む壁を大きく打ち破った点にあります。日本では長年、30代の女性の就業率が結婚や出産を機に一時的に落ち込む「M字カーブ現象」が深刻な課題とされてきました。この「M字カーブ」とは、グラフの形状がアルファベットのMに似ていることから名付けられた、女性の労働環境における構造的な問題のことです。
越市長はこの問題に真っ向から立ち向かい、保育所の定員を大幅に増やす改革を断行しました。さらに、働く親の負担を軽減するための中学校給食の導入をスタートさせるなど、子育て世帯への支援を徹底的に強化しています。こうした施策が見事に実を結び、大津市内における女性の就業環境は劇的な改善を遂げました。
元弁護士というキャリアを引っ提げ、36歳という若さで市政のトップに就任した彼女の挑戦は、まさに地方自治体のあり方に一石を投じるものでした。リーダーの情熱と的確な政策があれば、行政はここまで変わるのだという事実を私たちに証明してくれたと感じます。彼女が築いた強固な基盤が、今後の大津市をどう輝かせるのか楽しみです。
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