知的好奇心を刺激する!「NIKKEI The STYLE」のクロスワードで文学と歴史の旅へ出かけよう

毎日の生活にちょっとした知的な刺激を取り入れてみませんか。2020年1月12日の「NIKKEI The STYLE」に掲載されたクロスワードパズルが、ネット上で大きな注目を集めています。今回のパズルは、古典文学から近代小説、さらには世界歴史や科学の専門用語まで、非常に幅広いジャンルから出題されているのが特徴です。

SNSでは「今回のクイズは難易度が高くて燃える」「休日の朝にコーヒーを飲みながら解くのにぴったり」といった声が上がっており、多くの人が挑戦を楽しんでいる様子がうかがえます。スマートフォンで手軽にエンタメを楽しめる時代だからこそ、自らの知識を総動員してマス目を埋めていくアナログな体験が、新鮮な魅力として捉えられているのでしょう。

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文学と歴史が織りなす奥深いカギの数々

パズルの内容を覗いてみると、タテのカギには平安時代の中期に菅原孝標女によって書かれた日記文学『更級日記(さらしなにっき)』が登場しています。さらに、1911年に徳田秋声が発表した私小説『足迹(あしあと)』や、プロレタリア文学の代表作『太陽のない街』で有名な徳永直(とくながすなお)など、日本の文学史を彩る重要な作品や人物がずらりと並んでいるのです。

プロレタリア文学とは、大正末期から昭和初期にかけて流行した、労働者の過酷な現実や社会の仕組みを告発する文学運動のことを指します。こうした少し堅めの専門知識が自然と盛り込まれている点も、このクロスワードが知的好奇心をくすぐる理由と言えます。歴史ファンにはたまらない邪馬台国の女王「卑弥呼」といった定番のワードも含まれており、絶妙なバランスです。

一方のヨコのカギに目を向けると、1903年に幸徳秋水とともに平民社を設立した社会主義政治家である堺利彦(さかいとしひこ)の名前が見られます。さらに1853年から1856年にかけて勃発した「クリミア戦争」など、近代史の重要な局面に関する出題も目立ちます。世界史と日本史の双方から出題されるため、頭の体操としてはこれ以上ない上質な教材です。

科学から時事ネタまで網羅するパズルの魅力

このパズルの面白さは、歴史や文学だけに留まりません。科学の分野からは、生命の起源を探る研究で知られるオパーリンが提唱した「コアセルベート」という専門用語が出題されています。これは、水の中で高分子の物質が集まってできた微小な液滴のことで、生命が誕生する前段階の構造と考えられている、少し専門的な生物学の用語です。

また、冷戦期の恐怖を象徴する「核の冬」という言葉や、2020年に英国からの独立50周年という節目を迎える南太平洋の「フィジー共和国」といった時事的な要素も美しく組み込まれています。単なる言葉遊びではなく、解くだけで世界の今と過去を俯瞰できるような構成になっている点が、大人の知的なホビーとして高く評価される所以でしょう。

お馴染みのことわざ「頭隠して尻隠さず」や、相撲用語で勝ち負けを交互に繰り返す「ヌケヌケ相撲」など、親しみやすい言葉も随所に散りばめられています。こうした緩急のある出題形式が、挑戦者を飽きさせない工夫です。解き終わったときには、まるで一冊の教養書を読み終えたかのような、心地よい達成感に包まれることでしょう。

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