「アルプス一万尺」という童謡は誰でも一度は耳にしたことがあるでしょう。でも、富山にはその名も不思議な「一万三千尺物語」というダイニング列車が走っているのをご存知ですか?童謡の歌詞を借りれば「一万尺」のはずが、なぜ「三千尺」も増えているのか、その答えはこの列車に乗れば鮮やかに解き明かされます。2020年2月1日の今日、富山湾の神秘と美食を贅沢に味わい尽くす、至福の鉄道旅をご紹介します。
この列車の旅が素晴らしいのは、単なる移動手段を超えて、絶景と食を同時に楽しめる点にあります。富山といえば、新鮮そのものの魚介類、いわゆる「キトキト」の魚が有名ですが、この列車ではその魅力を余すところなく堪能できるのです。車内に入ると目に飛び込んでくるのは、天然木を贅沢に使った温かみのある空間。特に立山連峰側の窓は大きく設計されており、迫りくる山々の雄大さをパノラマビューで楽しむことができます。
高低差4000メートルの魔法と至高の富山湾鮨
列車がいざ富山駅を発車すると、そのネーミングの秘密が車内アナウンスで明かされました。右手に見える立山連峰の標高は約3000メートル、そして左手に広がる富山湾の深さは約1000メートル。この高低差、つまり4000メートルを尺に換算すると、なんと一万三千尺になるのです!山と海がこれほどまでに接近している地形こそが、北アルプスからの栄養豊かな雪解け水を富山湾へ運び、「天然のいけす」と呼ばれる豊かな生態系を育んでいるのですね。
旅のハイライトは、なんといっても職人が握る「富山湾鮨」のコースです。運ばれてきたのは、梅貝やひみ寒ぶり、紅ズワイガニ、白海老など、富山ならではのネタが贅沢に並ぶ8貫のお寿司。さらに白海老の天ぷらやお造り、茶碗蒸しまで揃う充実ぶりです。以前ご紹介した「べるもんた」の5貫では少し物足りなかったという食いしん坊な方でも、これなら大満足間違いなしでしょう。お値段は名前にちなんで1万3000円。納得の体験です。
SNS上でも「景色を見ながら職人さんの握りたてを食べるなんて贅沢すぎる」「富山の海と山の恵みを一度に感じられる最高の時間だった」と、乗車した人々から感激の声が続々と上がっています。美味しい食事とお酒に舌鼓を打ちながら、ゆっくりと過ぎゆく時間を楽しむこの列車は、まさに大人のための極上の特等席といえるでしょう。あなたも次の休日には、富山の絶景の中で心もお腹も満たされる特別な旅に出かけてみませんか?
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