埼玉西武ライオンズの期待の右腕、高橋光成投手が新シーズンに向けて素晴らしい一歩を踏み出しました。2020年2月5日、キャンプ地で行われた打撃練習に登板し、チームの主力打者である森友哉選手や山野辺翔選手を相手に圧倒的なピッチングを披露したのです。実戦さながらの緊張感が漂うマウンドで、ファンを大いに沸かせる仕上がりを見せてくれました。
この日のテストで高橋投手は、変化球を一切交えずにストレートのみで36球を投げ込んでいます。バッターに球種が分かっている圧倒的に不利な状況にもかかわらず、ヒット性の打球をわずか7本程度に抑え込みました。久々にバッターを打席に迎えたマウンドだったものの、コントロールの乱れもほとんどなく、狙い通りのコースへ力強いボールが次々と吸い込まれていきます。
投球を終えた本人は、しっかりと腕を振って投げられたと振り返り、充実した表情を浮かべていました。2020年2月3日に23歳の誕生日を迎えたばかりの若き至宝は、自身の調整が極めて順調であると自信をみなぎらせています。この頼もしい姿に対してSNS上では、「今年の光成は一味違う」「ストレートのキレが抜群で開幕が待ちきれない」といった熱い声援が飛び交っていました。
ここで注目したい専門用語が、ピッチャーがバッターを立たせて投げる「打撃練習(シートバッティング)」です。これは、通常のブルペンでの投球練習とは異なり、実際の試合に近い感覚を養うために行われます。バッターの反応を見ることで、自分のボールがどれくらい通用しているかを計る重要なステップであり、ここでの手応えはシーズンを占う試金石となるでしょう。
2019年シーズンに自身初となる2桁勝利の10勝をマークし、リーグ2連覇の原動力となった彼の存在感は増すばかりです。辻発酵監督も、外国人エースのザック・ニール投手とともに、高橋投手を早くも開幕投手の最有力候補として名前を挙げています。チームの命運を握る大役を任される可能性が高まっており、首脳陣からの信頼の厚さがうかがえます。
編集部の視点としても、今回の高橋投手の順調な仕上がりは、リーグ3連覇を狙うライオンズにとって最大の好材料だと確信しています。彼が名実ともに大エースへと脱皮するためには、この開幕投手争いを制することが不可欠でしょう。若き右腕がパ・リーグの強打者たちをねじ伏せ、さらなる高みへ駆け上がる姿を、今から期待せずにはいられません。
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