2019年07月03日、高知県は地域のアウトドア観光を飛躍させるため、名だたる関連企業を招いた第1回「公開商談」を開催しました。この試みは、四万十市や四万十町、大月町、東洋町の担当者が自らの足で稼いだ地域の魅力をプレゼンし、企業との強力なタッグを目指すというものです。行政がこれほど積極的に民間へアピールする姿は、まさに新時代の観光戦略と言えるでしょう。
今回、高知県の呼びかけに応じたのは、アウトドア界を牽引する3社です。新潟県三条市の老舗「キャプテンスタッグ」、山梨県富士吉田市で洗練されたキャンプ場を運営する「ピカ」、そして東京・渋谷から森林アドベンチャーを展開する「パシフィックネットワーク」が参加しました。こうしたプロの視点が加わることで、高知の豊かな自然がどのように磨き上げられるのか、期待に胸が膨らみますね。
SNS上では、「高知の海で有名ブランドの道具が使えるなら最高」「もっと気軽にキャンプを楽しめる場所が増えてほしい」といったポジティブな反応が相次いでいます。特に、これまでアクセスが課題とされていたエリアにスポットが当たることを歓迎する声が目立っています。地元の熱意と消費者のニーズが合致したこの取り組みは、今後の地域活性化における一つの正解を提示しているように感じます。
透明度抜群の海を武器に!東洋町と大月町が提案する「手ぶらキャンプ」の可能性
特に注目を集めたのは、高知県の東西の端に位置する東洋町と大月町のプレゼンテーションです。彼らが武器としたのは、キャンプ場からそのまま駆け出せるプライベートビーチや、底まで透き通るクリスタルブルーの海でした。これらは都会では決して味わえない贅沢な「観光資源」です。なお、観光資源とは、その土地固有の風景や文化など、人々を惹きつける価値のあるものを指します。
両町は「キャプテンスタッグ」に対し、キャンプ用品のレンタル導入を熱心に提案しました。初心者でも道具を持たずに楽しめる「手ぶらキャンプ」は、現代のアウトドアブームにおいて欠かせない要素です。一流ブランドのギアを現地で使えるようになれば、旅行者の荷物は劇的に軽くなりますし、何よりブランドへの信頼感がそのまま地域の安心感へと繋がるはずです。
対する企業側も、非常に前向きな姿勢を見せています。キャプテンスタッグの担当者からは、車の横付けが可能な「オートキャンプ」への対応状況や、訪れる客層のボリュームについて具体的な質問が飛び出しました。単なる顔合わせに留まらず、ビジネスとしての成立可否を見極めようとする真剣な眼差しからは、現地視察への前向きな検討が期待できるでしょう。
私自身の見解を述べさせていただくと、こうした「公開商談」という形式は非常に透明性が高く、素晴らしい試みだと確信しています。自治体が閉鎖的に企画を練るのではなく、プロの知見を取り入れることで、無駄のない魅力的な観光地づくりが加速するはずです。高知県の美しい海が、世界中のキャンパーを魅了する日もそう遠くないのではないでしょうか。
コメント