2019年07月03日、日本のビジネス教育界に大きな一石を投じるニュースが飛び込んできました。立教大学は、人材サービスの最大手であるパーソルホールディングスと強力なタッグを組み、大学院にリーダーシップ開発を専門とした新コースを開設すると発表したのです。この取り組みは、単に個人の能力を高めるだけでなく、組織全体にリーダーシップを浸透させ、変革を促すことができる真の「育成者」を輩出することを目指しています。
注目の開講時期は2020年04月となっており、企業の第一線で活躍する一般社員や、組織の要である人事担当者をメインターゲットに据えています。ここで語られる「リーダーシップ開発」とは、特定のカリスマ性を磨くことではありません。自らの強みを活かし、周囲にポジティブな影響を与えながら、目標達成に向けて周囲を巻き込んでいく力を理論と実践の両面から習得するプロセスを指しており、非常に現代的なアプローチと言えるでしょう。
SNS上では、「実務とアカデミックが融合するのは非常に心強い」「社内教育の質を高めたい人事担当者にとって、まさに待望のカリキュラムだ」といった期待の声が数多く寄せられています。特に、理論だけでは解決できない現場の課題に対して、パーソルが持つ膨大なビジネスデータや知見がどのように活用されるのか、そのシナジー効果を注視する意見が目立っており、教育界と産業界の垣根を越えた挑戦に熱い視線が注がれています。
理論と実践を融合させ、企業文化を根底から変える「育成のプロ」を養成
今回の連携において、大学院という学術的な場が提供するのは、高度な専門知である「インストラクショナル・デザイン」などの知見です。これは、学習者が効率的かつ効果的にスキルを習得できるよう、教育プログラムを科学的な根拠に基づいて設計する手法のことです。この専門技術を学ぶことで、受講生は自社に戻った際、誰にでも分かりやすく、かつ再現性の高いリーダーシップ研修を自ら構築し、運用することが可能になるはずです。
編集者の視点から言えば、この試みは日本企業が長年抱えてきた「背中を見て育て」という属人的な教育からの脱却を象徴していると感じます。多様性が尊重される現代において、一つの型を押し付ける教育はもはや通用しません。個々の特性を引き出しながら組織の力を最大化させる「リーダーを育てるリーダー」の存在は、これからの労働人口減少社会において、企業の生存戦略そのものになるのではないでしょうか。
2020年04月の開設に向けて、立教大学とパーソルがどのようなカリキュラムを練り上げるのか、その詳細が待たれます。単なるスキルの習得に留まらず、志を同じくする異業種のプロフェッショナルたちが集うことで、学問の枠を超えた強固なネットワークが生まれることも期待できるでしょう。次世代の組織づくりを担う挑戦者たちが、この学び舎から数多く誕生し、日本のビジネスシーンを塗り替えていく未来が今から非常に楽しみです。
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