青森の夏の夜を彩る新しい伝説がいま、浅虫温泉から幕を開けようとしています。青森市に位置する老舗ホテル「南部屋・海扇閣」では、2019年07月15日に「ビバ!ジャズぼんフェスタ」という、これまでにない画期的なイベントが開催されます。この催しは、地域の魅力を再発見し発信し続ける「あおもりスペース活性化プロジェクト」との強力なタッグによって実現しました。
今回のイベント最大の見どころは、何と言っても「ジャズ」と「盆踊り」という、一見すると対極にある二つの文化が美しく融合している点にあります。会場では、ジャズピアニストとして名高い小松由美子さんらによる情熱的な生演奏が披露される予定です。軽快なスウィングのリズムに乗せて、青森が誇る伝統芸能である「津軽甚句」などを踊るという、非常に贅沢でモダンな試みが取り入れられました。
盆踊りの要となる振り付けを担当したのは、札幌の「YOSAKOIソーラン祭り」など各地で輝かしい実績を持つチーム「花嵐桜組」の代表、小野郁子(きゃさりん)さんです。彼女は日本各地に伝わる多様な踊りの要素を研究し、誰もが思わず体を動かしたくなるような独自のスタイルを完成させました。伝統を重んじつつも、現代的なエッセンスを盛り込んだその動きは、見る者の心を躍らせてくれるに違いありません。
伝統とモダンが交差する「採譜・編曲」のこだわり
このフェスティバルのために、小松由美子さんは「津軽甚句」などの原曲を丁寧に「採譜」し、ジャズ風にアレンジしました。採譜とは、流れている音楽を聴き取って楽譜に書き起こす作業のことで、高度な音楽的技術が求められます。小松さんは、地元で愛されてきた民謡の持つ魂や原曲の良さを決して損なうことなく、洗練されたジャズの響きへと昇華させることに成功したのです。
イベント当日は、その場で振り付けを教わりながら参加できるため、踊りに自信がない方でも安心して輪に加わることができます。SNS上でも「ジャズで盆踊りなんて想像がつかないけれど、絶対におしゃれ!」「浅虫温泉の新しい楽しみ方が増えて嬉しい」といった期待の声が数多く寄せられています。なお、2019年07月15日の本番以降も、1週間ほどは録音音源によるプログラムが継続される予定です。
南部屋・海扇閣の中村彰利社長は、今回の仕上がりに対して「1回限りで終わらせるのはあまりに惜しい」と、並々ならぬ手応えを感じていらっしゃいます。私個人の意見としても、温泉地というリラックスした空間で、伝統と革新が混ざり合うライブ体験ができるのは非常に価値が高いと感じます。こうした試みが積み重なることで、青森の観光はより一層、奥深いものへと進化していくのではないでしょうか。
今回のイベントが、単なる一過性の催しではなく、浅虫温泉の夏を象徴する「新たな定番」として定着していくことを確信しています。2019年の夏、皆さんもぜひこの場所で、心揺さぶるリズムと歴史ある温泉の温もりに包まれてみてはいかがでしょうか。宿泊者限定の特別な一夜が、あなたを最高にクリエイティブな夏休みへと誘ってくれるはずです。
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