【2019年秋の芸術鑑賞】新国立劇場の話題作から横浜の「蝋燭能」まで!編集部厳選の舞台・音楽イベントガイド

2019年の秋、文化の香りに包まれる季節がやってきました。今シーズンのラインナップは、演劇界の巨匠による心理劇から、幻想的な伝統芸能、そして心躍る音楽祭まで、まさに「芸術の秋」を体現する豪華な内容となっています。SNS上でも「この顔合わせは見逃せない」「特別な一夜になりそう」と、早くも感度の高いファンの間で期待の声が広がっています。本日は、編集部が特に注目する珠玉の公演をピックアップしてご紹介しましょう。

まず注目したいのは、2019年09月01日から10日まで初台の新国立劇場小劇場で上演される「リハーサルのあとで」です。スウェーデンが誇る映画界の至宝、イングマール・ベルイマンが手掛けたテレビ映画を舞台化した本作は、演出家と女優たちの濃密な対話を通じて、虚構と現実が交錯する人間模様を描き出します。日本演劇界を牽引する栗山民也氏の演出により、一路真輝さんや榎木孝明さんといった実力派キャストが、舞台という聖域でどのような火花を散らすのか目が離せません。

続いて、フランスの情熱を感じたい方には、2019年09月17日と21日に六本木トリコロールシアターで開催される「愛のゆくえ」がおすすめです。永遠のミューズである草笛光子さんが、作家フランソワーズ・サガンの繊細かつ大胆な世界観を全身で体現します。「悲しみよこんにちは」で知られるサガンの文学は、時に孤独で、時に愛に溢れています。鵜山仁氏の演出のもと、草笛さんの気品ある表現力が六本木の夜を美しく彩るに違いありません。

少し足を延ばして、幻想的な一夜を体験するなら横浜へ向かいましょう。2019年10月14日に横浜能楽堂で催される「蝋燭能」は、照明を落とし、揺らめく蝋燭の光だけで能を楽しむ特別な企画です。演目は、月下の老女の孤独を描く名作「姨捨」。観世流の浅見真州氏による舞は、現代の電気照明では決して味わえない、幽玄な深みを私たちに見せてくれるはずです。人間国宝・野村萬氏による狂言「空腕」も、会場を笑いの渦に巻き込むことでしょう。

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心に響く旋律とリズム、音楽が繋ぐ2019年の感動体験

音楽ファンにとって、2019年09月12日から18日に俳優座劇場で上演される、オペラシアターこんにゃく座の「林光歌劇場2019」は見逃せません。日本を代表する作曲家、林光氏が遺したオペラは、親しみやすさと芸術性を兼ね備えた唯一無二の魅力を持っています。今回は「ふしぎなたまご」などが披露されますが、オペラといっても堅苦しいものではなく、言葉と音楽が心地よく溶け合う「ソング」の世界は、初めて舞台を観る方にも深く届くはずです。

また、横浜では2019年09月18日に「ショパン 永遠の貴公子をたどる」が開催されます。これは「横浜音祭り2019」の一環として行われるもので、実力派ピアニストの實川風氏と福間洸太朗氏、そして原田慶太楼氏率いる日本フィルという、次世代を担うスターたちが集結します。ショパンの代名詞とも言える「ピアノ協奏曲第1番」などの名曲が、秋の横浜みなとみらいホールでどのように響き渡るのか、クラシック音楽の真髄を堪能できる贅沢な時間となります。

最後に、熱いエネルギーで夏の名残を惜しむなら、2019年09月23日の「琉球フェスティバル2019」で決まりです。日比谷野外大音楽堂を舞台に、喜納昌吉さんや元ちとせさんら豪華アーティストが、沖縄の魂を歌い上げます。青空の下で鳴り響く三線の音色やカチャーシーの熱気は、日常の喧騒を忘れさせてくれる魔法のような力を持っています。SNSでも毎年「野音の琉フェスに行かないと秋が始まらない」と言われるほど、多くのファンに愛されているイベントです。

編集部としては、こうした多様なジャンルの芸術が同時期に楽しめる現状を、非常に豊かで喜ばしいことだと感じています。特に「蝋燭能」のような伝統回帰の試みや、若手ピアニストによる新しい解釈のショパンは、時代を超えて文化を継承していく上で欠かせない挑戦です。皆さんも、自分だけのお気に入りのステージを見つけて、この秋を彩る素敵な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。会場でお会いできるのを楽しみにしています。

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