国内の住宅・建設業界を牽引する大和ハウス工業が、2019年10月1日に施行される大規模な人事異動を2019年09月17日に明らかにしました。今回の発表は、常務執行役員の新たな役割分担や、各地の支店長クラスの入れ替えを含む非常に重要な内容となっています。特に、持続可能な社会の実現に不可欠な「環境エネルギー技術」の担当役員が任命されるなど、同社の先見性が光る布陣です。
注目すべきは、環境エネルギー技術担当に就任する広森隆樹常務執行役員です。彼は建築系の施工推進も同時に統括し、現場の技術力と環境負荷の低減を融合させる重責を担います。SNS上では「エコ住宅への注力がいよいよ本格化するのか」といった期待の声が寄せられていました。環境エネルギー技術とは、太陽光発電や蓄電池などを活用し、エネルギー自給自足を目指す住宅・建築技術のことを指し、今や業界の最前線です。
全国の主要ブロックと支店を支える精鋭たちの布陣
中部・信越ブロック長には金沢支社長や北陸ブロック長を歴任した橋本好哲上席執行役員が就任し、地域の集合住宅事業をさらに強力に推進する形となります。一方、日本のビジネスの中心地である東京本店長には竹林桂太朗氏が抜擢されました。執行役員営業本部事業統括部の副部長というキャリアを活かし、都心の巨大市場でどのようなリーダーシップを発揮するのか、業界内でも高い関心が集まっているようです。
また、新たに執行役員として久保文昭氏と吉岡憲一氏の2名が加わります。吉岡氏は技術本部において、建築系の施工や安全管理、そして推進役を一手に引き受けることになりました。建築現場における「施工」とは、設計図に基づいて実際に建物を組み立てるプロセスそのものを指します。安全管理を徹底しながら施工効率を高める姿勢からは、同社が掲げる現場主義と品質向上への強いこだわりが感じられるのではないでしょうか。
西日本エリアでも活発な動きが見られ、堺支社長には斎藤英樹氏、熊本支社長には興梠一喜氏が就任するなど、地域密着型の営業体制が再構築されています。山陰、福山、久留米、長崎といった主要都市でもトップが交代し、各地の特性に合わせた柔軟な提案が期待されるでしょう。私は、こうしたきめ細やかな人事の連鎖こそが、全国展開する大手ハウスメーカーにとっての競争力の源泉であると確信しています。
さらに、東京本社の総務部長には田中利樹氏が着任し、組織の内部固めも万全の体制を整えています。集合住宅事業推進部の営業統括部長には柿本武紀氏が就き、賃貸住宅などの市場開拓を加速させる構えです。企業にとって人事は単なる入れ替えではなく、進むべき未来へのメッセージに他なりません。2019年10月1日から始まる新体制が、日本の住まいをどう変えていくのか楽しみでなりません。
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