逆転女王へ黄色信号?申ジエがリコーカップ初日にまさかの出遅れ、強風とパットに泣いた「試練の一日」

2019年11月29日現在、女子ゴルフの今季最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップ」の会場である宮崎カントリークラブは、手に汗握る緊迫感に包まれています。賞金ランキング2位につけ、逆転での女王戴冠を狙う申ジエ選手が、初日にまさかの26位と大きく出遅れる波乱の展開となりました。SNSでは「ジエさんならここから巻き返せるはず」「風の読みが難しそうだけど頑張って」と、実力者の復活を信じるファンの声が相次いでいます。

過去にこの大会を2度も制しており、コースとの相性は誰よりも優れているはずの申ジエ選手ですが、初日は2バーディーを奪いながらも5つの「ボギー」を叩いてしまいました。ボギーとは、そのホールに定められた規定の打数(パー)よりも1打多く要してしまうことを指します。吹き荒れる強風を警戒して臨んだものの、スコアをまとめることができず、ホールアウト後の彼女の表情には隠しきれない困惑の色が浮かんでいました。

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「パットが入らない」苦悩と、女王のプライド

試合を振り返った申ジエ選手は、「ショット自体の感触は決して悪くなかった」と語りました。しかし、肝心のパッティングがカップに嫌われる場面が多く、なかなかスコアを伸ばせなかったことが精神的にも響いたようです。「本当に厳しい一日だった」と吐露したその言葉には、百戦錬磨の彼女ですら翻弄される宮崎の難コースの恐ろしさが滲み出ています。パターのわずかな狂いが、勝負の世界では大きな差となって現れてしまいました。

しかし、ここで終わらないのが元世界女王の矜持です。「まだ3日間という長い時間が残されている。優勝の可能性を捨てたわけではない」と、彼女は力強く前を向きました。初日に叩いた多くのボギーを「不運をすべて出し切った」と前向きに捉え、2019年11月30日の第2ラウンドからは、より攻撃的なプレースタイル、いわゆる「アグレッシブ」な攻めで順位を押し上げることを誓っています。

編集者としての私見ですが、申ジエ選手の真の強さは、こうした逆境において冷静さを失わないメンタルの安定感にあります。初日の出遅れは確かに痛手ではありますが、彼女ほどの技術と経験があれば、一日でスコアを劇的に伸ばすことは決して不可能ではありません。2019年11月29日からの残り3日間、賞金女王を争う鈴木愛選手や渋野日向子選手を相手に、彼女がどのような「魔法」を見せてくれるのか、期待に胸が膨らみます。

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