USJも導入!話題の「ダイナミックプライシング」とは?チケット価格が日によって変わる驚きの理由

大阪の超人気スポット、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)へ遊びに行こうと計画を立てていると、あることに気づくかもしれません。平日は7600円なのに、週末は8900円といった具合に、チケット代金が日によってバラバラなのです。この不思議な現象の裏側には、現代の賢い価格戦略が隠されています。

USJの担当者に尋ねたところ、こうした価格変動は「ダイナミックプライシング」と呼ばれる仕組みによるものだといいます。日本語では「変動料金制」と訳されるこの言葉は、商品の需要と供給のバランスに合わせて、リアルタイムで価格を上下させる手法を指します。いわば、人気がある時は高く、余裕がある時は安くなるのです。

以前のUSJでは、12歳以上が利用する1日入場券は一律7900円でした。しかし、2019年01月からこの新しい制度を本格的に採用した結果、2019年12月の価格設定は7600円から9200円という幅が生まれています。ホテルや航空券の料金が時期によって変わるのと、全く同じ理屈がテーマパークにも持ち込まれました。

この仕組みの大きなメリットは、来場者の分散による混雑緩和です。高い時期を避けて安い平日に訪れる人が増えれば、パーク内の行列が短くなり、満足度の向上が期待できるでしょう。SNS上では「安く行ける日を探すのが楽しい」という前向きな意見と、「予定を合わせにくい人には不公平」といった不満の声が入り混じっています。

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スポーツ界にも広がるAI価格設定の波

ダイナミックプライシングの波は、レジャー業界だけでなくスポーツ界にも急速に押し寄せています。2019年シーズンには、Jリーグの2チームが全試合・全座席でこの制度を導入しました。さらに、プロ野球界でも試験的に実施する球団が増えており、まさに「価格革命」が起きているといっても過言ではありません。

最新のシステムでは、チケットの売れ行きや過去のデータ、さらには当日の天候までを考慮して、人工知能(AI)が最適な価格を算出します。空席が多い試合のチケットを安く設定することで、今まで足を運ばなかった新しいファンを呼び込み、全体の収益を最大化することが可能になるという狙いがあるのです。

先行する米国では、スポーツをビジネスとして捉える文化が定着しており、この価格設定は当たり前の風景となっています。今後、日本でも音楽ライブや演劇など、あらゆるエンターテインメント分野で導入が進むでしょう。私たちは、価格が一定であることが「公平」であるという思い込みを捨てる時期に来ているのかもしれません。

編集者の私見として、この制度は消費者にとっても「賢く選ぶ楽しさ」を提供してくれるものだと感じます。混雑を嫌う人が安く快適に遊べる選択肢が増えるのは、素晴らしい進化ではないでしょうか。ただし、AIが算出する数字だけに頼るのではなく、ファンの心情に寄り添った柔軟な価格運用も同時に求められるはずです。

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