日本を訪れる外国人観光客の数は右肩上がりで推移しており、現在は一過性のブームを超え、何度も日本を訪れる「リピーター」が急増しているフェーズにあります。2019年11月27日現在、こうした旅慣れた人々の関心は、もはや定番の東京観光だけには留まりません。彼らはまだ見ぬ日本の魅力を求め、地方都市へと次々に足を延ばし始めているのです。
この大きな潮流を敏感に察知しているのが、シンガポールの不動産大手キャピタランド傘下で、世界的な宿泊施設を展開するアスコットです。日本法人の代表取締役を務めるタン・ライセン氏は、地方都市への進出に強い意欲を示しています。「地方でも質の高いサービスを提供したい」という言葉からは、日本のローカルエリアが持つ潜在的な観光資源への深い信頼が感じられるでしょう。
SNS上では、有名観光地の混雑を避けて地方へ向かう旅のスタイルに共感する声が多く、「次は九州を攻めたい」「福岡なら美味しいものも多いし最高」といった期待の声が寄せられています。こうしたニーズに応える形で、アスコットは2020年秋を目標に、福岡での新たなプロジェクトを進行させています。それは、20代から30代をターゲットにした「ミレニアル世代」向けのホテルです。
ここで注目すべき「ミレニアル世代」とは、1980年代から1990年代半ばに生まれた層を指し、デジタルネイティブで体験価値を重視するのが特徴です。彼らは単なる宿泊場所ではなく、コミュニティやデザイン性を求める傾向にあります。福岡という活気あふれる街で、どのような新しい滞在体験が提案されるのか、今から楽しみでなりません。
個人的な見解ですが、アスコットのような外資系大手が地方に本格進出することは、地域経済の活性化において極めて重要な意義を持ちます。洗練されたサービスが地方に根付くことで、インバウンド需要の分散が進み、日本全体の観光底上げに繋がるはずです。福岡の新ホテルが、今後の地方観光における新たなベンチマークとなることを切に願っています。
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