長野県上田市が誇るウインターレジャーの拠点「上田市武石番所ケ原スキー場」から、非常に残念なニュースが届きました。2019年10月に東日本を襲った台風19号の影響により、ゲレンデが甚大な被害を受けたため、2019年度のシーズン営業を全面的に断念することが、2019年11月21日までに発表されました。
本来であれば2019年12月21日から、100日間にわたる銀世界の祭典が幕を開けるはずでした。しかし、記録的な豪雨はスキー場の景色を一変させてしまったのです。ゲレンデ内の至る所で「のり面(人工的な斜面)」が崩落し、地面が剥き出しになるなど、滑走する人々の安全を担保できない極めて危険な状態に陥っています。
被害の全容は現在も調査が続いておりますが、関係者によれば、ほぼ全てのコースが何らかのダメージを負ったとのことです。さらに、スキー場の心臓部とも言えるリフトのケーブルには倒木が重なり、設備面でも深刻な打撃を受けています。被害額は現時点で算出できないほど広範囲にわたっており、自然の猛威を改めて痛感せざるを得ません。
2018年度には約8万人ものスキーヤーやスノーボーダーが訪れた人気のスポットだけに、SNS上でも悲しみの声が広がっています。「子供の雪山デビューを予定していたのに寂しい」「アットホームな雰囲気が大好きだったので、一日も早い復興を願っています」といった、再開を待ち望む温かいメッセージが相次いで投稿されました。
未来の雪山を守るために:編集部が思う「再生」への道のり
編集部としては、安全を最優先したこの決断を支持したいと考えます。スキー場において斜面の安定性は命に関わる要素であり、中途半端な状態でオープンさせることはできません。今は焦らず、来年度以降に再び笑顔で滑れるよう、着実な土台作りを進める時期なのでしょう。上田市は今後、復旧作業を本格化させる方針を固めています。
今回の休業は地域経済にとっても大きな損失ですが、これは「番所ケ原」がより強く安全なスキー場へ生まれ変わるための、必要なインターバルであるはずです。私たちファンにできることは、この美しいゲレンデを忘れずに、復旧のニュースを静かに見守ることです。来シーズン、再びあの白銀の斜面で歓喜の声を上げられる日を心待ちにしましょう。
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