日産が中国市場で苦戦?2019年11月の販売実績から読み解く日系メーカーの明暗と今後の展望

2019年12月5日、日産自動車は中国における2019年11月の新車販売実績を公表しました。その数字は14万8582台となっており、前年同月と比較して1.0%の減少を記録しています。これで3カ月連続の前年割れという厳しい状況が続いており、かつての勢いに陰りが見えているようです。

今回の販売減少において大きな要因となったのは、トラックなどの「小型商用車」部門の落ち込みです。商用車とは、荷物の運搬や業務を目的とした車両を指しますが、中国国内の景気動向や規制の変化が、この分野にダイレクトに響いていると考えられます。ビジネスの現場を支える車の需要減は、市場全体の冷え込みを予感させます。

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日系メーカー3強の中で際立つ「独り負け」の懸念

一方で、他の日系ライバルメーカーに目を向けると、驚くほど対照的な結果が出ています。トヨタ自動車は前年同月比で11.4%増という力強い成長を見せ、ホンダも2.6%増と着実に数字を伸ばしました。同じ日本車ブランドでありながら、なぜ日産だけが苦戦を強いられているのか、その明暗はSNS上でも大きな話題となっています。

ネット上では「シルフィなどの主力セダンは健闘しているが、商用車の不振を補いきれていない」といった冷静な分析や、「他社に比べて新車投入のペースが遅いのではないか」という厳しい指摘も目立ちます。消費者の目が肥えている中国市場において、ブランドイメージの再構築が急務であることは間違いありません。

私個人の見解としては、今回の日産の数字は決して悲観しすぎる必要はないものの、戦略の転換期に来ていると感じます。トヨタやホンダがハイブリッド技術などを武器にシェアを広げる中で、日産が持つ独自の電気自動車技術や先進機能が、いかに一般消費者の心に刺さるかが、2020年に向けたV字回復の鍵を握るでしょう。

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