東京五輪2020まで224日!ロシア排除の激震で見つめ直す「アスリートファースト」の原点

2020年の東京五輪開幕まで残り224日となった2019年12月13日、国際スポーツ界を揺るがす大きな決定が下されました。ドーピング不正問題を受け、世界反ドーピング機関(WADA)はロシアを主要な国際大会から4年間除外することを決定したのです。この厳しい処分により、ロシアという国家は東京五輪や2022年の北京冬季五輪の舞台から姿を消すことになります。

今回の処分で特に注目すべきは、ロシア国内での主要大会の開催も禁止された点でしょう。現在、多くの国際競技団体は大会運営コストの増大に悩まされており、資金力のあるロシアや中国は、いわば「救世主」のような存在でした。実際に2021年のスポーツクライミングや2022年のバレーボール男子世界選手権などは、開催地の変更を余儀なくされる見通しで、スポーツ界全体が大きな経済的リスクを背負う覚悟を決めたと言えます。

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国威発揚の道具から選手主役の祭典へ

私はこの決断を、五輪が「国同士の争い」という歪んだ姿から、本来の「個人間の純粋な競い合い」へと原点回帰するための重要な一歩だと捉えています。五輪憲章には本来、五輪は国と国の戦いではないことが明記されています。表彰式で流れる国歌や掲げられる国旗は、あくまで勝利した選手個人を讃えるためのシンボルに過ぎません。しかし現実には、多くの国が自国の優位性を示すための政治的手段として利用してきた側面があります。

SNS上では「潔白な選手が国旗を背負えないのは可哀想だ」という同情の声が上がる一方で、「国家ぐるみの不正にはこれほど厳しい処置が必要だ」という毅然とした意見も多く見受けられます。特にフィギュアスケート界を席巻するロシア女子選手たちのように、圧倒的な実力を持つ若きアスリートたちが「中立選手」として戦わなければならない状況は、スポーツと国家の危うい関係性を私たちに改めて問い直させてくれます。

2020年の東京五輪には、厳しい審査を経て潔白が証明されたロシア出身のアスリートたちが数多く集結するでしょう。彼らが国旗の下に集うことが叶わなくても、私たちはその卓越したパフォーマンスに対して、最大限の敬意と拍手を送るべきではないでしょうか。国という枠組みを超え、アスリート個人を純粋に祝福する最高の舞台を、ここ日本から世界へ発信していくことが求められています。

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