【米大統領選2020】バイデン氏がニューハンプシャー予備選で大苦戦!まさかの5位沈没と急浮上するダークホースの正体

2020年2月11日、アメリカ大統領選挙の行方を占う大きな山場が東部ニューハンプシャー州で幕を開けました。一般有権者が大統領候補を選ぶ「予備選挙」において、大本命と目されていたジョー・バイデン前副大統領がまさかの5位に沈むという衝撃の展開を迎えています。ネット上では「バイデン氏、早くも大ピンチか」といった驚きの声が溢れており、SNSでもトレンド入りするほどの騒ぎとなっていました。初戦の党員集会に続くこの大苦戦は、今後の指名争いに暗い影を落としかねません。

驚くべきことに、バイデン氏は開票が始まる前のメディアインタビューの時点で「ここでは勝ち目がない」と漏らし、事実上の敗北宣言をしていました。ニューハンプシャー州は人口の約9割を白人が占める地域であり、もともと黒人層からの支持が厚い同氏にとっては不利な戦場になると予想されてはいたのです。しかし、中道派(極端な変革を望まず現実的な政策を掲げる立場)のライバルであるエイミー・クロブシャー上院議員にまで後塵を拝する結果になるとは、誰もが予想していなかったでしょう。

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敗戦を予期?バイデン氏が選んだ電撃的な「南部シフト」

こうした厳しい状況を受け、バイデン氏は投票日当日の2020年2月11日、早々に同州を去って次の戦いの舞台であるサウスカロライナ州へと向かいました。支持者たちが集まる開票イベントには、わずか2分半のビデオメッセージで出演するという異例の対応を選択しています。この思い切った戦略転換に対して、SNSでは「見切りの早さはさすが」と決断力を評価する声がある一方、現地の支持者の落胆を懸念する意見も少なくありません。

筆者の視点としては、この早期移動は極めて合理的かつ冷徹な生存戦略だと評価します。なぜなら、2月末に予備選を控えるサウスカロライナ州は、民主党員の約6割を黒人層が占めるバイデン氏の「絶対的な防衛ライン」だからです。ここで負ければ完全に終わりを迎えるため、ニューハンプシャーでの敗戦ムードをいち早く断ち切り、得意な地盤で一気に巻き返しを図るしか道はありません。中道派の票が分散しつつある今、彼の政治生命をかけた大勝負が始まっています。

ダークホース躍進!混迷を極める民主党の勢力図

一方で、今回の予備選で事前予想を大きく覆し、見事な躍進を遂げたのがクロブシャー氏です。中西部ミネソタ州選出の彼女は、トランプ政権下で深刻化した社会の分断を修復すると訴え、無党派層の心を掴みました。集会で「感無量だ」と興奮を隠さずに語った彼女の姿には、SNS上でも「これぞ新しいリーダーの誕生」「彼女の中道主義こそ今のアメリカに必要だ」と、ポジティブな反響が殺到しています。中道派の勢力図が塗り替えられる可能性も出てきました。

また、バイデン氏と同じく苦戦を強いられたエリザベス・ウォーレン上院議員は、集まった支持者を前に「私たちは長期戦に備えてきた。まだ始まりにすぎない」と力強く宣言し、反撃のチャンスを窺っています。初戦に続き浮上のきっかけを掴めていない苦しい状況ですが、彼女の粘り強い姿勢には党内革新派から熱いエールが送られていました。誰がトランプ大統領への挑戦権を手にするのか、混沌を極める民主党の指名争いから、ますます目が離せません。

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