新しい時代「令和」の幕開けからおよそ1カ月が過ぎ、天皇陛下と皇后さまは、即位後初となる地方公務を無事に終えられました。この1カ月間、両陛下は大変お忙しい日々を過ごされ、精力的に公務をこなされています。特に、療養生活を続けられている皇后さまも体調を整えながら、重要な公務に臨まれる姿は、多くの国民に感動を与えています。
5月1日の御即位の日から、両陛下は矢継ぎ早に公務に携わってこられました。国民と初めて直接お会いになる機会となった5月4日の**一般参賀(いっぱんさんか)**には、実に14万人を超える人々が全国から皇居を訪れ、新しい天皇・皇后両陛下の御即位を心からお祝いしました。この参賀は、国民と皇室との結びつきの強さを改めて示すものとなりました。
天皇陛下は、国政に関する重要な文書を承認する「決裁(けっさい)」といった公務を、お住まいである赤坂御所で行うこともございますが、即位後1カ月間では、ほぼ半分の期間を皇居での公務に費やされました。具体的には、社会に功績のあった方々に勲章を授ける「春の叙勲の親授式」や、新しく着任した外国の大使が日本における地位を証明する文書を提出する「信任状奉呈式(しんにんじょうほうていしき)」、そして内閣総理大臣が国政の状況を天皇陛下に非公式に報告する「内奏(ないそう)」など、非常に多岐にわたる公務に精力的に取り組んでいらっしゃいます。
また、ご病気の治療と静養を続けていらっしゃる皇后さまも、着実に公務を果たされました。5月22日には、これまで上皇后さまが務められていた「日本赤十字社の名誉総裁」としての初めての公務として、「全国赤十字大会」にご出席されました。この際、皇后さまは大会関係者に対し、これまでの活動への感謝とねぎらいの言葉をかけ続けられたと伝えられています。その穏やかで温かいお心遣いは、活動に従事する方々にとって大きな励みになったことでしょう。
この1カ月間には、即位後初の**国賓(こくひん)**としてお迎えしたトランプ米大統領ご夫妻との会見や、宮中で催される最も格式の高い晩餐会である「宮中晩さん会」、そして冒頭にも触れた即位後初めての地方公務となる愛知県への訪問など、国の内外に関わる重要な行事が目白押しでした。宮内庁内では、これほど短期間に重要行事が集中したことで、皇后さまの体調を案じる声も聞かれました。しかし、両陛下は綿密な事前準備を重ね、すべての公務にお二人揃ってご臨席されました。
この両陛下の精力的なご活動は、SNS上でも大きな反響を呼んでいます。特に「皇后さまの笑顔が印象的で、お元気そうで本当に良かった」「新しい時代を両陛下と迎えられて心から嬉しい」「お二人の真摯な姿勢に感動した」といった声が多く見受けられます。国民の多くが、両陛下の新たなスタートを温かく見守り、深く共感していることがわかります。
この順調な「令和」の船出について、宮内庁の山本信一郎長官は「極めて順調な滑り出しである」と述べ、今後も「着実に新たな時代が進んでいくようにお支えしていく所存である」と語っています。私見になりますが、これまでのご経験と国民への温かい眼差しをお持ちの両陛下が、この新たな時代を国民とともに歩み、さらに皇室の活動を深めていかれることに、心からの期待を抱かずにはいられません。この1カ月は、まさに「令和」という新時代が、明るく確かな一歩を踏み出したことを象徴していると言えるでしょう。

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